2007年01月25日
竜の上に立つ観音様

今の私にとってとても深いメッセージがあると思っています。
この絵とあれから起きている次々と現れる共時性が感じられるからです。
確か、観音さまは聖母マリアのようなエネルギーで、
この世をその壮大なご神体で守り、
観音さまがどんなか、おもしろいことが書かれていました。
毘沙門さま、聖天さま、不動さまとか多くの仏さまがおられます。私たちが生活していく上で、どのようにしたら幸せになれるかを説いた仏教の教えを、それぞれの仏さまの形で象徴して、寺院でおまつりしているのです。日本全国の寺院で、観音様が一番たくさんおまつりされています。西国三十三カ所など、多くの観音霊場があるように私たちに一番親しみがある仏さまが、観音さまです。

「観音経」の一節に「もし無量百千万億の衆生があって、もろもろの苦悩を受けるに、是の観世音菩薩を聞き一応に名を称ふれば、観世音菩薩即時に其の音声を観じて皆解脱を得しむ」とあります。一心に観音の名を称えれば、色々な姿に変わって、どんな私たちの悩み苦しみも見逃すことなく救ってくださるという意味です。ですから、観音さまに願いをかければ、何でもかなえてくれるのです。


慈悲の”慈”とは友情、この友情は特定の友のものではありません。また人間だけとも限りません。私たちをとりまく自然のすべて、鳥や魚、みんな友達です。同じ空気を吸い、同じ水を飲む仲間たちだ、と実感するのが”慈”です。
”悲”はうめき・痛み、友の痛みやうめきを、自分のものとして受け取る心、人の苦しみを自分の苦しみとして受け取る心です。大自然の喜びや苦しみを、自分のそれとして受け取れるのが「もののあわれ」です。”悲”です。ちょっと愛に似ています。しかし、裏切られると憎しみに変わるような愛ではなく、裏切られれば裏切られるほど相手をいとおしまずにはおられない、大きくて深い”愛”です。
この慈悲をもって、人間らしい道を生きていきなさいというのが観音さまの教えです。そうして、観音さまは、あなたがいま、そこにいるように、会いたいと思えばすぐ会えるように、私たちのすぐ身近に、私たち自身のなかに、さまざまな姿形をして、私たちとともにいらっしゃるのです。
「観世音菩薩」最近では、「クアンイン」といったほうがピンとくるかもしれません。
宇宙の神化が目覚めていくことが
これからの課題となり
忘れるなかれ 忘れるなかれ
産声をあげて愛と知らそう
愛しています 愛しています
無限の引き出しに祈りを与えています
贈ります 贈ります
移行を示す光の導きに
耳を澄ませる時ぞ
祈ります 祈ります
高次波動によって
見守っています 見守っています
竜というと地底にも竜がいると私は信じています。
スマトラの方に頭があり、尻尾は北海道の先のほうにある・・・こんな感じが昔からしてならないのです。確かに尾っぽは揺れているし、頭のほうもご存知の通り、大きく揺れている。
そろそろ、竜が深い眠りから覚めてきているようです。
このようなときこそ、観音さまのパワーを信じて、その暖かい光を感じましょう。

2007年01月23日
賢い女は嫌われる

お気づきのように私たちの周囲にも必ずクローンが何人かいるはずです。また多くの女性は将来、クローンになる資格があるのです。しかし、現実的な面をいうと、こういったクローンの活躍はよっぽどでないと社会では認められず、影の存在として彼女たちの智慧は誰にも知られないこともよくあります。それよりか、見捨てられることさえある時代なのです。特に西洋文明の影響を強く受けている社会では、とかく「賢い女」は嫌われることが多いのです。この「賢い女嫌い」は今に始まったことではなく、五千年ほど前から今に至っているのです。
さて、クローン、つまり「老婆の女神」はハワイの女神の話でも現れたマダム・ペレもそうでしたが、もともと太鼓の昔からある、実は月ではなく、太陽神であることが多かったのです。ですからこれにちなんで、中国やシベリアのシャーマニズムの世界には古くからある「虎の叔母」と呼ばれる神様もそうですし、日本ではアマテラスオオミカミが本来の意味で太陽神であり、クローンを代表する女神さまでありましょう。


答えはシンプルです。皆のために太陽のように光を照らす存在だからです。このような彼女は私たち、誰もの内に存在する太陽の側面を思い出させてくれます。私たちの内なる光の部分は時として隠れてしまうこともありますが、絶えてしまうことなど決してないのです。そして今こそ、その内なる光を存分に外へ放つ時がやってきました。


2007年01月13日
勝利と名誉を導く女神 「ヘカテ」
ヘカテについてお話する前に、まず「トリプル・ゴデス」と言うことばを知っていただきたいと思います。
トリプル・ゴデスとは、いうまでもなく3人の女神という意味です。「3」という数字は地球における早くから始まった多くの文明にとって聖なる数字として扱われてきました。特にケルト文明においては著しくそれが表れています。ケルトの女神について以前お伝えしたときに、ケルトのシンボルのトリプル・スパイラルを見ていただいたと思います。

このシンボルと同じように女神もまた、“Maiden”(乙女)、“Mother”(母)、“Crone”(老婆)といった三つの側面をポートレートとして観ることができ、これは自然のサイクルを映し出しています。面白いことにこのトリプル・ゴデスのコンセプトは日本文明でも「宗像三女神」というコンセプトは古くからあったようです。


さて、西洋女神研究において分類される「トリプル・ゴデス」は、自然のサイクルに従っていて、特に月の満ち欠けとして表現されることが多いです。つまり上弦の月、満月、下弦の月といったように女神を三タイプに分類してみるのが西洋女神研究では一般的です。それからすると「ヘカテ」は下弦の月の女神「クローン」(老婆)です。あくまでもこれはヘカテを代表する一つの側面であって、月の女神としてのヘカテは、しばしばアルテミスやセレネと同一視されることもあります。ヘカテ自身もまた、3つの顔を持つ姿で描かれることもあります。夜の三叉路に居座り、それぞれの顔がそれぞれの道を見つめているのです。天にあってはセレネ、地にあってはアルテミス、冥界にあってはヘカテと言い伝えられてきました。ティタン神族の血族で、レトの妹である星の女神アステリアの娘とされています。

女神アステリア: 清らかな女神の姿です。月の女神アルテミスの娘(コイオスとホイベの娘)で正義の女神アステリア(星空)と言われます。アステリアは人間に正義を教えるため地上に残ります。しかし”銅の時代”になり人間のあいだに争いが増し、アステリアの言うことを聞こうとする者がいなくなり、ついには妹のアイドス(慈悲の女神)とともに、地上を去り天に上り星座(乙女座)になったと言われています。
女神アステリアから生まれたヘカテは元々、古い大地神でしたが、次第に冥界と縁故の深い女神となりました。ハデス、ペルセフォネに次ぐ、冥界のナンバー・スリーたる権威を持ち、猛犬ケルベロスを従えて冥界の門を預かる強くもまた、魔女のように恐れられる女神となりました。
ヘカテは黄泉の国の恐ろしい女神として描かれるのが一般的ですが、元々は勝利と名誉を導く名誉ある女神として描かれていたようです。「三岐路のヘカテ」とは、女神アルテミスの称号でもあります。このように彼女は潔癖な処女神でありながら、多数の性格をも所有しているパワフルな女神なのです。ヘカテは闇の女神で、魔力が集まるという三叉路や十字路を支配し、呪術や幻術を司る女神として古くはエジプト時代からその信仰派スタートし、ギリシャ時代にはアルテミス信仰、そしてローマ時代にはビーナス信仰と化していきました。トリプル・ゴデスのコンセプトも、キリスト教社会が発展していくにつれて、「処女マリア」、「聖母マリアと取って代わりましたが、なぜか老婆であるクローンは魔女やマグダラのマリアのような存在にすりかえられてしまったような気がします。ですからヘカテは神話にもあまり登場しないのですが、実は不思議なほどゼウスから尊敬を受けた女神達のなかでは無視できない重要な存在なのです。
2007年01月08日
十字路に立つ女神 ヘカテ

Sun Goddess
あけましておめでとうございます。
みなさんご無沙汰しておりました。
今日ブログを久しぶりに書いています。
先日カナディアンロッキーの旅を終えて戻ってきたところです。
まず、今年の方向性をオラクルに聞いてみました。
そこで登場したのは老婆の女神、「ヘカテ」でした。
ヘカテはあなたが今、何かを選択すべき時に到達したポイントで現れます。ですから、決して楽な時期だとはいえません。運にまかせて新しい選択に飛び込むようなチャレンジがあります。そこで叡智溢れる女神ヘカテからすばらしい助言があります。
『正しい選択、間違った選択というような考え方を手放すことです。
ただ選択のみがあるだけです。
あなたはその選択がすごいので圧倒されてしまって、選択することを避けているのではないですか?
それとも到底、勝ち目のない選択になるとあきらめているからですか?
その選択は未知に対する恐怖を呼び起こすからですか?
自分が知っている範囲でとどまっておくほうが無難だと感じていますか?
新しい選択をするより、やっぱり現状維持したほうがよいように思っていますか?
時には準備ができていなくても選択をまずしたほうが良いこともあるのです。
手放すことのレッスンをもう少し続けることが必要かもしれません。
適切なときがやってきたら、必ず選択できるという自分を信じなさい。
あせらないで。』
こんなメッセージでした。この女神ヘカテにはとても興味深いストーリーがたくさんあります。年老いてもパワフルな女神ヘカテの神話を次回お伝えしようと思っています。
これからも「女神たちのパッチワーク」を通して女神たちとはもちろんのこと、みなさんとのサークルを一層、強いものにしていきたいと祈っております。
どうぞよろしくお願いいたします。