2010年07月10日
グアダルーペの聖母
グアダルーペの聖母に最近シンクロによってよく導かれます。
グアダルペの聖母マリアは1531年、先住民のような顔で原住民の話す言葉で話しながら、ファン・ディエゴという名のひとり貧しいインディオの前に現れました。そして、征服される苦しみを味わっている民に希望を与えるメッセージを与えました。彼を司教のところの遣わし、もっともそれを必要としている人々に彼女の愛を示すための聖堂を建設するようにお願いしなさいというメッセージを。
スペイン人の司教、フアン・デ・スマラーガは、インディオの言うことを信用せず、その証拠を示すように言いました。聖母は数本のバラの花を私、インディオはそれをサボテンの繊維でできた自分の粗末なマントにくるんで司教のところに持って行きました。インディオがそれを見せようとした時、そこには聖母の姿が描かれいていました。その聖母像が描かれたマントは470年以上経った現在でも、メキシコ・シティの聖堂の中に、現れたときと同じ場所に、そのときのままの形で見ることができます。
聖母はご自分の名前を先住民の言葉で名乗られたのですが、それはスペイン人たちにはとても発音するのに難しい名前だったので、スペイン語の発音に近い名前、すなわち、「グアダルペ」という名で呼ばれるようになりました。
『ニカン・モポウア』という古文書に、聖母のご出現の一部始終が描かれています。
メープルさんの本そろそろ終わりかけているところで、
100年前にカナダのこの地にめぐりめぐり渡ってこられた
吉田コマさん、ヂェニーさん、キヨさんのご冥福をお祈ります。
彼女たちからのメッセージは・・・
ロザリオの祈り
恵みあふれる聖マリア 主はあなたとともにおられます。
主はあなたを選び祝福し、
あなたの子イエスも祝福されました。
神の母聖マリア 罪深い私たちのために
今も死を迎える時も祈ってください
アーメン
でした。
グアダルペの聖母マリアは1531年、先住民のような顔で原住民の話す言葉で話しながら、ファン・ディエゴという名のひとり貧しいインディオの前に現れました。そして、征服される苦しみを味わっている民に希望を与えるメッセージを与えました。彼を司教のところの遣わし、もっともそれを必要としている人々に彼女の愛を示すための聖堂を建設するようにお願いしなさいというメッセージを。スペイン人の司教、フアン・デ・スマラーガは、インディオの言うことを信用せず、その証拠を示すように言いました。聖母は数本のバラの花を私、インディオはそれをサボテンの繊維でできた自分の粗末なマントにくるんで司教のところに持って行きました。インディオがそれを見せようとした時、そこには聖母の姿が描かれいていました。その聖母像が描かれたマントは470年以上経った現在でも、メキシコ・シティの聖堂の中に、現れたときと同じ場所に、そのときのままの形で見ることができます。
聖母はご自分の名前を先住民の言葉で名乗られたのですが、それはスペイン人たちにはとても発音するのに難しい名前だったので、スペイン語の発音に近い名前、すなわち、「グアダルペ」という名で呼ばれるようになりました。
『ニカン・モポウア』という古文書に、聖母のご出現の一部始終が描かれています。
メープルさんの本そろそろ終わりかけているところで、
100年前にカナダのこの地にめぐりめぐり渡ってこられた
吉田コマさん、ヂェニーさん、キヨさんのご冥福をお祈ります。
彼女たちからのメッセージは・・・
ロザリオの祈り
恵みあふれる聖マリア 主はあなたとともにおられます。
主はあなたを選び祝福し、
あなたの子イエスも祝福されました。
神の母聖マリア 罪深い私たちのために
今も死を迎える時も祈ってください
アーメン
でした。
2007年10月06日
下弦の月の女神たち
今、下弦の月が美しい秋の夜空の現れているのが見れます。これは悪い習慣やよくない関係性を終えるには最適な時期です。
月のパワーがそのような改善を求む魂に極力に働きかけるエネルギーで、
この三次元は満たされます。
この時期に自分の深い直感が示すところに旅するのもよいでしょう。
占うことに時間をとると、意外なメッセージが受けられるかもしれません。
それは私たち自身が、「自分で自分の未来を見る」という能力次第です。
もはや人に占ってもらっている時期ではない!
自分で自分のことを占う
これをまず、やってみなければ、
ほかの人たちを占っても、
自分のことばかり出てきます。
自分自身にいえることが、
目の前の占ってほしい人のこととして投影されて出てきます。
ところでこの14日間ほど続く、月が新月へと衰退していく期間は、
女神の三つの特徴を代表する
TRIPLE GODDESS
において、
下弦の月を代表する
以前にも紹介したように下弦の月の女神は老婆の女神だけれど、
そのいろんなことを経験してきた豊富な知識をもつ女神たちは、
さまざまなことに関して弾力性のある能力を発揮する女神たちです。
その老婆の女神のは、
ヘカテ、ヘスティア、モリガン=モーガン・ラフェなどです。
暗い未知の世界にスパイラルの火をかかげているヘカテ(予知力)

光のキーパー、かまどの女神、ヘスティア

モリガン=モーガン・ラフェ
レーブン(カラス)と深い関係がある女神
2007年03月07日
慈悲深い収穫の女神 「デメテル」 その2
気前よく収穫させてくれ、「育てる」魂を与えてくれる女神「デメテル」彼女は、ギリシャ神話からみてもすごいオリンポスの大女神さまだけに一番、寛大な女神だといえます。古代ギリシャの人々にとって彼女は、土を耕す人間に収穫という贈り物を与えてくれる女神さまとして古くから親しまれてきました。デメテルは時間の神さまクロノスとガイアの娘である母親の女神レアから生まれました。
RHEA◆ 権 能 大地の女神
◆ 名前の意味 「大地」(era より変形)
◆ 両 親 ウラノス×ガイア
◆ 配偶者 神々の2代目の王クロノス
◆ 子 供 神々の王ゼウス
海王ポセイドン
冥王ハデス
神々の女王ヘラ
農耕の女神デメテル
炉の女神ヘスティア
(すべて父はクロノス)
デメテルはローマ時代には地母神「ケレス」(シリアルの言語)として知られるようになりました。デメテルは穀物をはじめとする収穫の女神であり、彼女は人々に育てることを教え、また保つことの尊さを教え、どのように穀物を収穫するために準備するかを教えてくれる神さまです。
デメテルは肥沃な土地を司る女神です。彼女は古代ギリシャの庶民の毎日の生活に欠かせることはできない農作物を司る女神でした。他の神さまたちは、時として自分たちの勝手で人間ごとについ、ちょっかいを出したり、自分たちが気に入る特定の人間を援助したりするのに比べて、デメテルはまさに人類の育ての親である神さまなのです。
デメテルはまた、人間の深い悲しみや苦しみを経験した神さまだからこそ、「偉大な女神」なのです。今日でも彼女の恩恵は讃えられるべく豊穣の女神さまです。この女神デメテルをギリシャ神話はどのようなシンボルを使って描き出しているかを見てみると、日本のアマテラス神話と共通するものがたくさんあり、とても興味深く感じ取ることができます。まずはこのデメテル神話を簡単に辿っていくことにします。
女神デメテルといえばまず、浮んでくるのは、彼女の娘として知られている「ペルセポネ」、あるいはコレ(Kore)、またはコラ(Cora)に対する激しい愛が最もよく知られていることです。ペルセポネの父はオリンポスで一番、力のある神、ゼウスです。
『あれ、ゼウスの妻はヘラでは?』
と、こう当然考えてしまうのですが、実はヘラ以前にゼウスとデメテルは結ばれていて、デメテルはゼウスの前妻のひとりだったのです。ゼウスは偉大な男神ですが、ゼウスの振る舞いはハリウッド(魔の森“Holly Wood”)の人気スターどころではない非常にスキャンダルの多い神さまであることはいうまでもありません。
デメテルは己が半身ともいうべきこの娘を至高の宝として溺愛し、また娘も母にべったりで、「わたくしはお嫁になんて行かないわ。アテナやアルテミスみたいにずっと乙女のままでお母様のお側にいるの」と一向に乳離れしない有様でした。まさに一卵性母娘とはこのことです。女神デメテルは、自慢の娘を手癖の悪い男神たちがわんさかいるオリュンポスから遠ざけ、地上で一番お気に入りのシケリア島に住まわせました。ペルセポネはそこで鉄壁の母の愛に守られて過ごし、大勢の水の女神たちや、アテナやアルテミスといった乙女仲間などを友として楽しく遊び暮らしていたのです。ペルセポネは偉大なるゴデスの子供としてとても従順で、幸せな子供時代を送る無頓着で活力に溢れた乙女でした。ダンスを踊ったり、野生の花々を摘んだりして遊ぶのが大好きでした。
そのようにしていつものようにペルセポネはエンナの野で花摘みをして戯れていたある日のことでした 。地底の神さま、「ハデス」の気を美しい彼女は惹いてしまったのです。ハデスはたちまちペルセポネに恋心を抱きました。そしてある日、珍しい水仙の花を摘もうとペルセポネが手を伸ばした瞬間に突然、大地が真二つに割れて、その合い間からハデスの手が伸び、彼女の手を掴むと、ペルセポネをむりやり黄金の馬車に押し込め、ハデスは誘拐してしまいます。そして黄泉の国にペルセポネは連れて行かれます。その時、ペルセポネの叫びを聞いていたのは、太陽神「ヘリオス」と黄泉の国の女神「ヘカテ」だけだったといいます。しかしデメテルもペルセポネの悲鳴を感じ取り、草原に急いで駆けていったのですが、そこにはもはやペルセポネの姿はありませんでした。それでもあきらめずに母、デメテルは娘を必死で探しました。夜も眠らず、食事も取らずに、休むことなく、9日間もひたすら娘を探し続けたのです。ようやく10日目に出会った月と闇の女神ヘカテが、「確かにあの日、姫君の悲鳴をわたくしも耳にいたしました。とは申せ、わたくしは自宅にしております洞窟の中におりましたので、姫君の御身に何が起こったのかをこの目で見たわけではないのですが」と、あまり参考にならない情報を伝えてくれたのみでした。それでもヘカテはデメテルを気の毒がって自分も捜索を手伝おうと申し出てくれました。
月の女神ヘカテにあったことで、デメテルは太陽の神ヘリオスに尋ねて見ることを考えつきました。ヘリオスならば下界で起こるすべての事柄を見ているはずだから、あの子の行方を知っているかもしれないと思ったデメテルは、極東にある太陽神の宮殿に駆け込むと、日の出の準備をしているヘリオスの戦車の前に立ちはだかって必死に哀願しました。
「ああ、ヘリオス、このわたくしを女神と認めてくれるのならばどうか教えてちょうだい。10日前に姿を消してしまったわたくしの可愛い娘ペルセポネがどこに行ったのか、あなたはきっとご存じではなくて?」ゼウスの姉たる偉大な女神が悲しみにやつれ果てているのを見たヘリオスは、心底同情した面持ちで重い口を開きました。「このような世界の果てにまでお越しになられたからには、もはやお教えせぬわけにも参りますまい。デメテル様、どうかお気を鎮めてお聞き下さい。あなたの姫君は冥王ハデス様に誘拐され、今は黄泉の国におられます。」「何ですって、黄泉の国!?」
「実はハデス様は以前からペルセポネさまの美しさに目をつけ、王妃にしたいと熱望していらっしゃったのです。兄であるハデスさまからお申し込みを受けられたゼウスさまがそれをお許しになったので、今回のような事の運びになりました。また、誘拐に手を貸して例の珍しい水仙を咲かせたのは孫のハデスさまのご結婚を喜ばれたガイアさまです。シケリア島にはどこにも地割れの跡などなかったでしょうが、それはガイアさまが何事もなかったかのように口を閉じて事件を闇に葬られたからです。今ごろ姫君は婚礼を済まされ、冥王のお妃となっておられるでしょう。ですが、あまりお嘆きなさいますな。何といってもハデスさまはあなた様の実の兄君で、世界の3分の1を支配なさる王さまです。ペルセポネさまから見ても決して不釣り合いな夫ではないのですから・・・」と、太陽神ヘリオスはデメテルを慰めると天に戻っていきました。
しかしあまりのことに茫然自失したデメテルの耳には入りません。 誘拐! 冥府! 略奪婚! 他の兄弟と違って沈着だと思っていたハデスがまさかこんな大それた、呆れ果てたことをしでかすなんて! 生命よりも大切な娘の結婚という重大事について、母のわたくしに一言の打診もなく男同士で勝手に話を進めるなど言語道断ではないの! 許さない! 誰があんな陰気くさい死の国になどあの子をやるものですか! 認めない! ゼウスもハデスも誰も彼もみんな許さない!
それまでの哀しみをすべて憤怒に転化したデメテルは全世界を呪い、宥めようとするヘカテを振りきって独り放浪の旅に出てしまいました。憎たらしいゼウスのいるオリュンポスを捨て去り、女神としての仕事も完全に放棄し、哀れな人間の老婆に化けて各地をさまよった後、エレウシスの王に建てさせた壮麗な神殿に引き籠もってしまったのです。農耕の女神に憎まれた大地は凄まじい大飢饉に見舞われ、植物という植物がたちどころに枯死し、食物を失った人間も獣たちもバタバタと倒れ、世界は恐るべき死の闇に覆い尽くされてしまいました。
こりゃいかん、と頭を抱えたのがデメテルを怒らせた張本人のゼウスです。一度与えた娘を取り上げるのは兄に対して気が引けますが、地上滅亡の危機を前にしてそんなことも言っていられません。デメテルを説き伏せるよりはハデスを説得する方がまだ容易でしょう。ゼウスはヘルメスを冥界に遣わし、「ペルセポネを母のもとに帰せ」という命令を伝えさせました。ヘルメスが冥王の宮殿を訪れたとき、ハデスはペルセポネとともに寝台で身を休めていました。新妻のご機嫌を取ってはみるものの、結ばれてから相当日数が経ったはずなのにペルセポネの方は涙を流し、怯えながらただ母の元へ戻ることを願い、触れられることさえ激しく拒んで顔を背けています。
ヘルメスからゼウスの命令を聞いてもハデスは取り乱しはしませんでした。それどころか、地上に帰れると聞いてパッと顔を輝かせた妻を横目で見やり、彼女が笑顔を見せたことにほのかな微笑を浮かべながらこう言ったのです。「よしよし、母のもとに戻るがよい、ペルセポネ。だがどうか、わしとこの国のことを忘れてはくれるな。わしは血筋からいってもおまえに似つかわしからぬ夫であるとは思わぬし、おまえに女王の地位と幾多の栄誉を授けてもやれるのだから」略奪までして手に入れた妻をひどくあっさり返したものですが、何のことはない、ハデスには秘策があったため慌てる必要などなかったのです。その秘策とは「一度でも冥府の食物を口にした者は以後冥府の住人となる」という掟を利用したものでした。ハデスはヘルメスの目を盗んで、ペルセポネが母のもとに帰りっぱなしにならないよう、喜びはしゃいだ彼女の口元がほころんだ瞬間に小さな石榴の実を1粒押し込んだのです。何も知らないペルセポネはそれを飲み下し、そのことの意味もわからないまま、ヘルメスの駆る戦車に乗って地上へ帰っていきました。それが冥界の食べ物である「ざくろの実でした。
やっとのことで娘を取り返したデメテルは涙ながらにペルセポネをかき抱いて狂喜しましたが、彼女から「冥界のざくろの実を1粒食べた」と聞かされて愕然としました。当然このことは神々の間でも問題視されます。揺るがぬ掟がある以上、彼女の完全な地上帰還はこれで不可能と決まったわけですが、さりとてこれ以上デメテルを絶望させるのは何としても避けたいもの。結局ゼウスは姉と兄の双方を満足させるため、「ペルセポネは1年の3分の2を地上で母とともに暮らし、残り3分の1を冥界で夫とともに暮らすこととする」という決定を下しました。このデメテルとペルセポネ物語はギリシャの季節の移り変わりを説明する美しい神話です。
デメテルの娘を探す放浪の旅には数々のエピソードがあり、中でも神殿に篭ったデメテルを外の世界におびき出そうと、バウボという面白い女性が現れ、面白い冗談をデメテルに聞かせたり、お尻を出して踊ったりして、すっかりめげたデメテルをとうとう笑わせて、神殿の外におびき出すことに成功した話もあります。アメノウズメを思い出すエピソードです。 2007年03月02日
デメテルとペルセポネ その1
「デェ・メーテル」と発音するこの女神の名前は、「女性性への神秘に満ちた扉」という意味を持っています。この女神はもともと、古代ギリシャ時代にオリンポスの神殿を各地に誕生させた男―支配の神信仰によって一色に染められてしまうずっと以前からギリシャにて崇拝されてきた女神です。
そのように古くから人々から崇められてきた偉大な女神デメテルは、農業の神さまとして、さらには社会の秩序を守ってくれる神さまとして崇められてきました。ある説によると、デメテルは古代シュメール時代以前から存在してきた土着の「コーンマザー」として誕生したのではないかという見解があります。
デメテルは収穫の女神であり、地球を肥沃で豊かな場所にしてくれる母なる女神なので、まさに「コーンマザー」(地母神)なのです。そして娘のペルセポネは「コーンメーデン」(乙女)で、地下に植わっているコーンマザーの大事な種子だといえましょう。
紀元前1500年ごろにミケーネ文明によって、デメテルはクレタ島から古代ギリシャの都市エレウシス(アテネ市の郊外)に移されました。エレウシスは、デメテルが黄泉の王ハデスに誘拐された娘ペルセポネを再び発見した場所で、ここから初期錬金術師たちにとって重要とされていた儀式「エレウシスの秘儀」が始まったということです。
エレウシスのデメテルの神殿跡は今でも残っていますが、黄泉の国の王に拉致された娘を嘆き悲しんで、この神殿の中にデメテルはたてこもってしまったので、その間、大地の草木は完全に枯れてしまいました。これはアマテラス神話と重ねて捉えることができます。

このように怒りと悲しみで身を隠す大地豊穣の女神をなだめる秘儀が大昔からエレウシスで行われてきたのです。多くの宗教において地母神が母権社会の象徴であり、社会が母権社会から男性中心の社会に移る過程をこの神話も反映していて、地母神の多くは男性の最高神との結婚や、新たな神に取って代わられる過程を示した神話が後に生み出されることが多く見受けられます。
黄泉の国の王ハデスにさらわれるペルセポネ
そのように古くから人々から崇められてきた偉大な女神デメテルは、農業の神さまとして、さらには社会の秩序を守ってくれる神さまとして崇められてきました。ある説によると、デメテルは古代シュメール時代以前から存在してきた土着の「コーンマザー」として誕生したのではないかという見解があります。デメテルは収穫の女神であり、地球を肥沃で豊かな場所にしてくれる母なる女神なので、まさに「コーンマザー」(地母神)なのです。そして娘のペルセポネは「コーンメーデン」(乙女)で、地下に植わっているコーンマザーの大事な種子だといえましょう。
紀元前1500年ごろにミケーネ文明によって、デメテルはクレタ島から古代ギリシャの都市エレウシス(アテネ市の郊外)に移されました。エレウシスは、デメテルが黄泉の王ハデスに誘拐された娘ペルセポネを再び発見した場所で、ここから初期錬金術師たちにとって重要とされていた儀式「エレウシスの秘儀」が始まったということです。
エレウシスのデメテルの神殿跡は今でも残っていますが、黄泉の国の王に拉致された娘を嘆き悲しんで、この神殿の中にデメテルはたてこもってしまったので、その間、大地の草木は完全に枯れてしまいました。これはアマテラス神話と重ねて捉えることができます。

このように怒りと悲しみで身を隠す大地豊穣の女神をなだめる秘儀が大昔からエレウシスで行われてきたのです。多くの宗教において地母神が母権社会の象徴であり、社会が母権社会から男性中心の社会に移る過程をこの神話も反映していて、地母神の多くは男性の最高神との結婚や、新たな神に取って代わられる過程を示した神話が後に生み出されることが多く見受けられます。
黄泉の国の王ハデスにさらわれるペルセポネ
2007年02月28日
デメテル&ペルセポネ神話を英語アニメで楽しんでください!

英語を楽しく聞きながら「デメテル&ペルセポネ神話」が分かる面白いサイトを見つけました。まずはこのサイトを開いて、鑑賞していただくと、ややこしいギリシャ神話がストンと入ってきますし、何回も聞くと右脳的に英語が学べるので、お子さまにもお勧めです。きっとマンガも気に入ってもらえると思います。
デメテル&ペルセポネ神話のなかには、人間関係をはじめとして、自然と自分との関係性も、より一層、深く分かってくるヒントがあるとように思います。
2007年02月02日
リサイクルの女神「ヘカテ」
古典に残るギリシャ神話の背景となっている当時の古代ギリシャの社会では、女性は完全に男性の所有物であるという概念が急激に広がっていました。そうなると老いた女神であるクローンは、ますます嫌がられるようになりました。年をとって子供を産む能力もなくなり、肉体的にも魅力なく老いた女神などは必要ない。人々はどんどんクローンの存在を忘れていきました。彼女が黙って静かにしているのならなおさらです。確かにクローンの女神は黙っていることが多いのです。クローンの役目は男の神さまを産んだことですでに果たされています。ギリシャの偉大な女神がクローンとなる前に産んだ男の神さまはたくさんいますが、その中には「時間と測量」の神さまクロノスや、時間など関係なく、老いもしなく、衰退することのない永遠のパワーを発揮するいつまでも若き太陽神、アポロンがいます。そのあたりから女性や女神というと、月がシンボルとされてきましたが、はじめは、女神は皆、太陽を象徴していました。太陽の神が女神である文化をみてみると、たいてい男の神さまは月を象徴していることが多いのですが、ケルトの文化ではそうではありませんでした。ケルトでは太陽の神も、月の神も両方とも女神です。ほとんどの世界の神話に語られるように太陽と月の神さまたちを男と女に分けてしまい、異性同士にしてしまったのは単なる調和的な計らいに過ぎないのかもしれません。
ギリシャ神話の中のクローンの女神として代表的なのは、かまどの女神、へステアがいます。へステアは「聖なる炎」の守り手とされていて、神々が祭られているギリシャの多くの神殿ではもっともよく崇拝されていた女神でした。神々に捧げれるいけにえや供え物の最高の部分はまず彼女に提供されました。ヘスティアは地球中心部にあるマグマそのものの炎であると考えられていました。前回、お伝えした女神、ヘカテの起源はギリシャ時代をさらに古代エジプトまで溯るといわれています。全知全能の神、ゼウスが登場する以前から女神へカテについては語られていたので、彼女の偉大さはゼウスにも劣らなかったのです。ですから、女神の中でもいちばん認識されていた女神として、ヘカテ以外には誰もいないかもしれません。
ヘカテは、「男性からの独立」を象徴する女神です。ですから家長制度が盛んとなってくるギリシャ社会では恐れられる女神となってしまったのです。もし女性たちがヘカテを崇め、男性達から独立しようなどとなれば家長社会は成り立ちません。そういうことで最初は天界と地上、冥界といった三つの次元すべてを司る偉大な女神、ヘカテは次第に冥界だけの女神となってしまいました。つまり黄泉の国を支配する下弦の月の女神となってしまいました。そして最初は天と地、冥界をつなぐ路の守護神で、魔法や呪術、占いの神さまとして崇められていました。夜の女王とも呼ばれていたヘカテは手には松明を持ち、吠える犬を連れて、夜の世界を駆け巡る恐ろしい姿としてやがて描かれるようになります。しかし本来、ヘカテは、豊かな富と祝福をもたらす女神であったことを忘れてはなりません。
ヘカテのトーテムアニマルは、犬やヘビ、馬などですが、彼女は時として三つの頭で描かれることもあり、それぞれは人間ではなくトーテムアニマルで表されていることもあります。ヘカテの起源である古代エジプトでは、彼女は産婆さんたちの守り神で、「ヘクト」、あるいは「ヘキット」と呼ばれていました。古代エジプトのヘカテのトーテムはカエルであり、カエルは魔女とも深い関係があります。カエルはまた、約束された未来や再生を意味し、オタマジャクシは、胎児のシンボルでもあります。ヘカテを東洋の女神に置き換えると、「カリ神」だと私は思います。インドの破壊と再生の女神です。カリも元々、家長制度のヒンズー社会が生まれるまでは、三大神の一人とされていました。さて、ヘカテは生の最後と結び付けて考えられていました。そして魂が再び生まれ変わるまでの冥界の旅の道案内をしてくれる女神だと言い伝えられています。
ヘカテは冥界から蘇る再生の力を与えてくれる女神で、また私たちが経験するすべてを肥料のようにリサイクルしてくれる女神でもあるのです。年をとり、老化し、死んでいく命のプロセスの中で、また新たな生命の種を拾い上げる女神・・・それがヘカテです。女性はみんな月経のサイクルを通して、このような自然のプロセスを身を通じて感じることができます。閉経すると女性はクローンとなり、血液は叡智と変容し、内なる自己に留まります。
←「ヘカテ」ウイリアム・ブレーク 1795年中世ヨーロッパのキリスト社会では、残念にもヘカテはすっかり魔女とされてしまい、魔法を学ぶ女性の体にヘカテは乗り移るとまでいわれるようになりました。女性が弾圧される社会ではヘカテは嫌われ、恐れられ、悪者にされてしまいました。これはまさに人類の意識の冥界である無意識そのものだといえます。ヘカテは松明を手にし、きっと私たち、人類が無意識という冥界から抜け出るのを待ってくれているのかもしれません。そして、老いることの恐怖から解放されると、賢いクローン、ヘカテに導かれながら叡智をもって私たち本来のパワーを一層、発揮することができるでしょう。松明を灯してくれているヘカテのように、すべての人々のために光を灯してあげるような人生がまたそこからスタートするのではないでしょうか。
2007年01月23日
賢い女は嫌われる
前回のヘカテの話の中でクローン、つまりトリプルゴデスの中でも、老婆の女神であるクローンとは、「賢い女性」を代表するアーキタイプであり、祖母や母親でもあり、また時としてはヒーラーでもある究極の癒しのパワーをもつ存在もこのクローンが持っているものです。人生を通して多くを見て経験してきた女性は皆、クローンなのです。お気づきのように私たちの周囲にも必ずクローンが何人かいるはずです。また多くの女性は将来、クローンになる資格があるのです。しかし、現実的な面をいうと、こういったクローンの活躍はよっぽどでないと社会では認められず、影の存在として彼女たちの智慧は誰にも知られないこともよくあります。それよりか、見捨てられることさえある時代なのです。特に西洋文明の影響を強く受けている社会では、とかく「賢い女」は嫌われることが多いのです。この「賢い女嫌い」は今に始まったことではなく、五千年ほど前から今に至っているのです。
さて、クローン、つまり「老婆の女神」はハワイの女神の話でも現れたマダム・ペレもそうでしたが、もともと太鼓の昔からある、実は月ではなく、太陽神であることが多かったのです。ですからこれにちなんで、中国やシベリアのシャーマニズムの世界には古くからある「虎の叔母」と呼ばれる神様もそうですし、日本ではアマテラスオオミカミが本来の意味で太陽神であり、クローンを代表する女神さまでありましょう。

エジプトでは、「ハトホル」と「サクメット」、バルド神話(ラップランド・フィンランド)の太陽神であり、春の女神ソウレ、北ヨーロッパのサンヌ、イヌイット神話のセドナなど、女神の名前を挙げればきりがないほど、クローンはたくさんいます。でもなぜ、クローンが「下弦の月」を代表する女神ではなく、太陽神なのか?答えはシンプルです。皆のために太陽のように光を照らす存在だからです。このような彼女は私たち、誰もの内に存在する太陽の側面を思い出させてくれます。私たちの内なる光の部分は時として隠れてしまうこともありますが、絶えてしまうことなど決してないのです。そして今こそ、その内なる光を存分に外へ放つ時がやってきました。
そしてクローンの女神のシンボルやイコンは、鏡、井戸、糸車などあります。これら以外にも「天国の聖なる木」(生命の木)やトラもまた彼女を象徴するものです。そして鏡のシンボルはいうまでもなく、私たちが自分自身の姿を鏡に映し出すとき、女性は自然と無意識的にクローンに尊敬の意を捧げているのです。
守護神でありながらも叡智を司る女神「ソフィア」は、クローンを代表する原始キリスト教、グノーシス派の女神です。ソフィアはギリシャ神話の記憶の女神ムネモシュネの化身だと伝えられています。賢い老婆、ムネモシュネは、当時の家長制度の社会がスタートしていた古代ギリシャでは、アポロによって彼女は幾つにも切断され、力を奪い取られてしまいました。いくつものピースに切断されたムネモシュネはミューズ神となり、その数ははじめは3人の女神、それから9人、11人、12人と見る見るうちに切断されたムネモシュネからミューズ神は生まれました。いうまでもなくミューズ神は、皆、女性のインスピレーションと叡智のあらゆる側面を司る女神たちとなりました。その中には科学者の女神も誕生しました。ですから、」科学者は、最初は女神だから男ではなく女だったというのが本当のところかもしれませんね。しかし、ギリシャ神話の女神たちは自由な女神たちではありませんでした。アポロの支配下におかれていたのです。 2007年01月13日
勝利と名誉を導く女神 「ヘカテ」
ヘカテについてお話する前に、まず「トリプル・ゴデス」と言うことばを知っていただきたいと思います。
トリプル・ゴデスとは、いうまでもなく3人の女神という意味です。「3」という数字は地球における早くから始まった多くの文明にとって聖なる数字として扱われてきました。特にケルト文明においては著しくそれが表れています。ケルトの女神について以前お伝えしたときに、ケルトのシンボルのトリプル・スパイラルを見ていただいたと思います。

このシンボルと同じように女神もまた、“Maiden”(乙女)、“Mother”(母)、“Crone”(老婆)といった三つの側面をポートレートとして観ることができ、これは自然のサイクルを映し出しています。面白いことにこのトリプル・ゴデスのコンセプトは日本文明でも「宗像三女神」というコンセプトは古くからあったようです。


さて、西洋女神研究において分類される「トリプル・ゴデス」は、自然のサイクルに従っていて、特に月の満ち欠けとして表現されることが多いです。つまり上弦の月、満月、下弦の月といったように女神を三タイプに分類してみるのが西洋女神研究では一般的です。それからすると「ヘカテ」は下弦の月の女神「クローン」(老婆)です。あくまでもこれはヘカテを代表する一つの側面であって、月の女神としてのヘカテは、しばしばアルテミスやセレネと同一視されることもあります。ヘカテ自身もまた、3つの顔を持つ姿で描かれることもあります。夜の三叉路に居座り、それぞれの顔がそれぞれの道を見つめているのです。天にあってはセレネ、地にあってはアルテミス、冥界にあってはヘカテと言い伝えられてきました。ティタン神族の血族で、レトの妹である星の女神アステリアの娘とされています。

女神アステリア: 清らかな女神の姿です。月の女神アルテミスの娘(コイオスとホイベの娘)で正義の女神アステリア(星空)と言われます。アステリアは人間に正義を教えるため地上に残ります。しかし”銅の時代”になり人間のあいだに争いが増し、アステリアの言うことを聞こうとする者がいなくなり、ついには妹のアイドス(慈悲の女神)とともに、地上を去り天に上り星座(乙女座)になったと言われています。
女神アステリアから生まれたヘカテは元々、古い大地神でしたが、次第に冥界と縁故の深い女神となりました。ハデス、ペルセフォネに次ぐ、冥界のナンバー・スリーたる権威を持ち、猛犬ケルベロスを従えて冥界の門を預かる強くもまた、魔女のように恐れられる女神となりました。
ヘカテは黄泉の国の恐ろしい女神として描かれるのが一般的ですが、元々は勝利と名誉を導く名誉ある女神として描かれていたようです。「三岐路のヘカテ」とは、女神アルテミスの称号でもあります。このように彼女は潔癖な処女神でありながら、多数の性格をも所有しているパワフルな女神なのです。ヘカテは闇の女神で、魔力が集まるという三叉路や十字路を支配し、呪術や幻術を司る女神として古くはエジプト時代からその信仰派スタートし、ギリシャ時代にはアルテミス信仰、そしてローマ時代にはビーナス信仰と化していきました。トリプル・ゴデスのコンセプトも、キリスト教社会が発展していくにつれて、「処女マリア」、「聖母マリアと取って代わりましたが、なぜか老婆であるクローンは魔女やマグダラのマリアのような存在にすりかえられてしまったような気がします。ですからヘカテは神話にもあまり登場しないのですが、実は不思議なほどゼウスから尊敬を受けた女神達のなかでは無視できない重要な存在なのです。
2006年09月19日
ケルトの女神たち(その5)
☆ メーブ「私は一日に三十人もの男を負かすこともできるのです・・・戦場であっても、ベッドの上であっても」これはケルトの女神メーブのことばとして今も残っています。
アイルランドの神話に出てくるメーブ(マブ)は、妖精の女王であり、また戦士の女神として知られています。神話や歴史の研究においてメーブに関しては様々異なる意見があるようですが、女神研究家のジャネットとスチュワート・フェラールによると女神メーブは権力をふるまう血も涙もない恐ろしい戦士だといいます。それはきっと初期キリスト制度に反感を抱いたケルト人の怒りの歴史がメーブ神話に反映しているからだと思います。
メーブの肩には二羽の大きな鳥がのっていますが、アイルランド西部のコナハト地方を治めるメーブは王の座にふさわしいお気に入りの男が現われるまで、けっして王座を誰とも分かち合わない、きわめて君主的な女神だと伝えられています。
最終的にメーブはエイリールという男と結ばれるのですが、同時にファーガスという愛人がいたと神話にはあります。二人の男に挟まれて馬に乗っているメーブこそ妖精の女王として知られているメーブの代表的なイメージで、メーブは不死身なので、今もどこかにいるという言い伝えがあります。
メーブに関しては14世紀のスコットランドの詩人、トーマス・レイマーや、有名なシェークスピアの物語にも登場します。メーブは夢と想像の世界を私たち与えてくれる妖精の国、ケルトの島々に生きているといわれています。
ここで古くからあるケルトのさまざまなシンボルを感じてみてください。
左上から:トリプルスパイラル、ベシカパイシス、シールドノット、
グリーンマン、ケルトの生命の木、クラダー、
オーガム、女神ブリジッドの十字架、シーラナギ








2006年09月10日
ケルトの女神たち(その4)
☆ カリドウェン(コールドレン)インスピレーション、そして死と変容をもたらす月の女神、カリドウェンの名前は大釜(コールドレン)を意味しているのと同時に、ゲール語(ケルト語)の“cerdo”(豚)を意味しています。女神カリドウェンは、強力なパワーをもつ「エーヴェン」と呼ばれる大釜の守り手でもあります。その「エーヴェン」でカリドウェンは一年と一日をかけて、強力な魔法の素、「グエール」を煮込みつくる女神といわれています。
カリドウェンにまつわるこのような神話があります。カリドウェンは夫デジド・ヴォエルとの間に息子、モーフレンを産んだのですが、彼は色が黒く、とても醜かったのでかわいそうに思ったカリドウェンは、予言力と魔力をその息子に与えようと、大釜に魔法の薬草を煎じ始めました。弟子のグゥイオンに煮詰まっている魔法の薬草を混ぜるように命じたところ、そのとばっちりがグゥイオンの手についてしまいました。やけどしたグゥイオンはあわててその煮汁のついた手を口に入れたところ魔法の素をなめてしまいました。たちまち大釜の魔法はすべて弟子のグゥイオンに効き始めました。
魔法が使えるようになったグゥイオンは喜んで様々なものに変身し、カリドウェンのもとから逃げ出しました。それを知り、怒ったカリドウェンも様々なものに変身しながらグゥイオンを追いかけました。グゥイオンは野ウサギ、魚、鳥と変身し、やがて麦の穂に化けると、カリドウェンは待っていたとばかりめん鳥に変身して、その麦の穂を食べてしまいました。
しかしグゥイオンはカリドウェンのお腹の中でどんどん成長し、9ヶ月経ってやがて赤子として彼女は再び生命を宿したグゥイオンを産み落とすのですが、そんなグゥイオンをカリドウェンは殺せなかったので、袋に入れて川に流しました。その袋を拾ったのがグウィドノの城の王子でした。その日をケルトの新年「サウエン」としました。王子は生まれもって詩を吟ずることができたグゥイオンを「タリエシン」と名づけ、吟遊詩人として城で育てました。
タリエシン誕生神話は女神が変身するパワーを語っているばかりではなく、ケルトの吟遊詩人の誕生も語っています。一方、カリドウェンは空飛ぶ大豚に変身することもあり、空から子豚を落とすという神話が残っています。子豚が落ちた場所は聖なるパワースポットとされ、数々のケルト神秘学校が生まれたとされています。
興味深いのは、チベット仏教の輪廻転生思想では、人間を中心とした図が描かれていて、死後、その魂は様々な動物に転生し、それに耐えた者だけが人間として再び生まれ変ることができる、と説いています。それに対してケルト思想では少なくとも人間と動植物に優劣をつける表現は見受けられないことです。もちろんその点においては、絶対神(唯一神)を頂点としたピラミッドを形成する(神の下に人間があり、その下に動物が存在し、その数は下方に進むに従って増加する)と教えるキリスト教ともまた違うことです。ケルトは自然と密接に生きることで、人間も自然の一部だと認識し、またそのようにドルイド僧が民衆に教えていたことの現れだと捉えることができます。

2006年09月09日
ケルトの女神たち(その3)
☆ リアノン 『彼女は白馬に乗って、どんな男よりも早く走っていく。しかも穏やかなペースで・・・』と“When god was a woman”の著者マーリン・ストーンは本の中で女神リアノンについて書いています。
別名「リガトーナ」とも呼ばれているリアノンは、ヨーロッパケルト全土に伝わる女神で、雄の白馬にまたがり、そばには子馬がいるイメージで知られています。彼女は大地の豊かさを現す馬の女神エポナの子孫ともいわれ、リアノンもエポナも冬至の日に祝う習慣が今も残っています。
白馬にまたがるリアノンの肩には三羽の鳥がとまっているイメージもあり、その鳥たちのさえずりはとても美しく、死人を蘇らせるといわれています。すべての苦しみや悲しみがリアノンと三羽の鳥によって癒されると、ケルトの世界ではいいます。
ケルトの女神はすべて変身することができ、多次元の旅をして魔法の世界を行き来できるといわれています。実際に馬は魂の旅をする動物のシンボルだと遠い昔から見なされてきました。シャーマン世界には実際に、“My Drum is my horse”ということばがあるのは、このことを意味しているように思われます。リアノンはウサギに変身するとも言われていて、ウサギは多くの文化にて「月の女神」と関係があります。
2006年09月07日
ケルトの女神たち(その2)
☆ 女神ブリジッド「ブリジッドに祝福あれ。あなたの家はここにあり。明るくて優しいブリジッド。あなたの顔色はカヤツリグサのように美しく、長くふさふさした金髪よ。」と女神ブリジッドを讃えるスコットランドに伝わるケルトの祈り文句があります。
女神ブリジッドは別名「ブリード」ともよばれ、全知全能の神ダグダの娘です。火鉢、または大きな魔法のカップを手にもっています。炎をつかさどる女神であり、学問、治癒、魔法、予言をもたらす詩の神でもありました。ブリジッド(輝くものという意味)は長く民衆に愛され、大きな崇拝を集めており、キリスト教が入ったあとも消えることなく、「聖ブリジッド」として信仰されました。
ケルト四大祭祀のひとつであるインボルグ(2月1日)のお祭りは、ブリジットにささげられたものです。インボルグは羊の授乳の始まりとされており、春の到来を告げるお祭りでした。火の女神ブリジットは、収穫、家畜、自然の豊穣(ほうじょう)をもたらしてくれる守備範囲の広い神で、人々から親しまれていたのです。
女神ブリジッドに祈りを捧げる人々は、彼女によって自発的な癒しが与えられるといわれています。ハーブ治療をする人は、彼女のパワーによってうまくハーブを調合できるようになり、また神聖な泉の水が癒しに効くようにしてくれるという「癒しの女神」であるといわれています。ほかの神話によると、ブリジッドは慈悲深い愛の女神として伝えられていたり、工芸の女神としても知られています。武器や装飾品などの道具をつくることをはじめてケルト民族に教えたとされています。ケルトの工芸品は美しいと世界の人々に好かれています。ジョン・ダンカンの描いた「聖ブリジッド」
2006年09月02日
ケルトの女神たち(その1)
『空が頭上に落ちて私たちを押しつぶすまで、地が割れて私たちを飲み込むまで、海面がもちあがりすべてを打ち滅ぼすまで神を信じることをやめません。』というケルト民族の誓いの言葉があります。ケルト民族と呼ばれる人々は実のところ、地理的に大きな広がりのある多民族をいいます。考古学者の研究からすると、スコットランドやアイルランドだけではなく、フランス、スペイン、ロシア、ペルシャ、インド、アナトリア(トルコ)などまでもケルト民族の地は大きな範囲を示します。
しかしケルトとして一般に知られていることは、古代ケルト人が信仰していたドロイド教の司祭や初期ケルトクリスチャンなど、英国に渡ったケルト民族のことをいいます。
英国に伝わるケルト神話は、ドルイド教のシンボルや奥義を秘めたとても豊かなものです。その世界観は肉体次元だけではなく、多次元的な要素を多分に含んでいるのが特徴です。ケルトの伝統の偉大なる母である女神の神話は数多い側面を表しています。ケルトの女神と海とは深い関係があり、また大地そのものが女神であるという解釈があります。したがって古代ケルトの世界において、その土地で王として選ばれた者は、女神に忠誠を誓わなければなりませんでした。
火、土、空気、水が女神神話の要素で、この四つをすべてまとめるのが第五番目のエレメントです。この五番目のエレメントは変容をもたらすパワーを表し、女神を異次元に連結させることができます。5という数字は神聖であると同時にドルイド教に深く関わりがあります。五角形の星は「ペンタグラム」として知られていて地の母である女神を描いたものによく見かけられます。アバロンの女王、モルガン・ル・フェイにとって貴重なシンボルだったペンタグラムは、魔女のシンボルとして最近、よく見かけるようになりました。女神か魔女か? モルガン・ル・フェイ

Morgan le Fay, by Anthony Frederick Sandys (1829 - 1904), 1864 (Birmingham Art Gallery):
アーサー王の義理の妹のモルガンは女神としても、また魔女としても知られています。モルガンはアーサー王や英雄たちが死後に運ばれていったケルト伝説における極楽の島、アバロンの女王でもあります。イギリスの西の方角にあるといわれているアバロンの島は聖なるりんごの木が生え茂り、そこでモルガンは八人の妹たちと一緒に暮らしていました。彼女たちは時には人魚となって現われては、海辺のそばで迷う者たちを死に誘うといわれています。モルガン(Morgan)のMorはケルトの言語のゲール語では、「海」という意味です。アーサー王伝説以外に現われるモルガンはヒーラーだったりします。
ある伝説ではモルガンは自然の富にあふれるアバロンの島の妖精の女王だとされています。その妖精の女王は後に死と再生の女神と進化したという言い伝えがあります。モルガンはアイルランドでは「モリガン」とよばれ、花と肥沃の女神「アナ」と生命を宿す大釜(コールドレン)を煮込む母女神「バド」と共にケルトの三大女神の一人とされています。
アーサー王伝説ではモルガンは死にそうなアーサー王の肉体をアバロンに運んだとされています。アーサー王の有名な剣「エクスカリバー」もモルガンが念入りに作ったという伝説もあります。モルガンの神聖なるシンボルのペンタグラムは、一つひとつのりんごのに秘められていて、りんごを横に切ると、軸にペンタグラムが現われるのは、モルガンがそのようにしたという言い伝えがあります。
2006年08月11日
女神カレンダー8月と9月
Goddess Calendar
8月
まだ夏の暑さは厳しくなる一方のようですが、太陽の光の中で色あせた金色の輝きが目立つようになってきました。季節の衰えが感じられるように光は引いていきます。8月は私たちの人生を振り返ってみて、何がもう古くて役立たないものかよく検討する時期として最適です。一年のうち暗くなっていくあと半分を旅していくうちに、必要のなくなった余計な重い荷物はもういらないので、この月に手放し、捨てましょう。
石 : ペリドート
花 : グラジオラス
インセンス : コーパル
色 : 金
月 : コーン
祭日 : ラマス(8月1日/2日)
果実 : ブラックベリー
女神 : セリドウェン、イシュタール
男神 : ズムジ、タンムズ
☆ 私は人生でもう古くて役立たないものを心から手放します!
9月
私たちの豊かさや仕事の実りを集めて、冬のために貯えておく時期です。しかし、家族や友だちとも分かち合いましょう。豊かに変化する四季を通して私たちを見つけてくれる神さまたちに手を合わせて感謝しましょう。庭のゆるんだ垣根をしっかりと修理し、「結びなおす」ように自分自身の脳をひきしめて、これから訪れる「知性の季節」に備えて準備しましょう。
石 : サファイア
花 : アスター
インセンス : シナモン
色 : 茶
月 : 収穫
祭日 : マボン(9月22日)
果実 : バナナ
女神 : デメテル、セレス、ガイア
男神 : アドニス、ジュピター、トール
☆ 私が達成した仕事の実りを私は収穫として刈り取り、その実りを私は楽しみます!
8月 まだ夏の暑さは厳しくなる一方のようですが、太陽の光の中で色あせた金色の輝きが目立つようになってきました。季節の衰えが感じられるように光は引いていきます。8月は私たちの人生を振り返ってみて、何がもう古くて役立たないものかよく検討する時期として最適です。一年のうち暗くなっていくあと半分を旅していくうちに、必要のなくなった余計な重い荷物はもういらないので、この月に手放し、捨てましょう。
石 : ペリドート
花 : グラジオラス
インセンス : コーパル
色 : 金
月 : コーン
祭日 : ラマス(8月1日/2日)
果実 : ブラックベリー
女神 : セリドウェン、イシュタール
男神 : ズムジ、タンムズ
☆ 私は人生でもう古くて役立たないものを心から手放します!
9月
私たちの豊かさや仕事の実りを集めて、冬のために貯えておく時期です。しかし、家族や友だちとも分かち合いましょう。豊かに変化する四季を通して私たちを見つけてくれる神さまたちに手を合わせて感謝しましょう。庭のゆるんだ垣根をしっかりと修理し、「結びなおす」ように自分自身の脳をひきしめて、これから訪れる「知性の季節」に備えて準備しましょう。
石 : サファイア
花 : アスター
インセンス : シナモン
色 : 茶
月 : 収穫
祭日 : マボン(9月22日)
果実 : バナナ
女神 : デメテル、セレス、ガイア
男神 : アドニス、ジュピター、トール
☆ 私が達成した仕事の実りを私は収穫として刈り取り、その実りを私は楽しみます!
2006年07月19日
レムリアの女神“ウリ”
左は友人のマーチン・シャダレーさんの緑大理石の彫刻「レムリアの女神ウリ」です。ペレの母というか、カフナの一番根源の女神「ウリ」がいます。カフナとはシャーマニズムとハワイのヒーラーを意味します。彼らは深い内なる知識であるフナの守り手です。
古代のハワイの伝統によりますと、カフナは霊と“Aloha”のバイブレーションによってヒーリングを行い、また教えたといわれています。“Aloha”のバイブレーションとは、愛のスピリットの表現であり、「アロハ」のコンセプトとは、霊の存在と共にあることです。日本の「いろは」とまったく関係ないのか、どうか微妙ですね。それはともかく、カフナの教えの目的は私たち、各々の人間が真実に目覚めることにあります。
カフナの智慧は非常に古くからあるもので、あの失われた太平洋の大陸レムリアの教えを直接受け継いでいるといわれています。ムー大陸としても知られています。レムリア時代の人々はスピリチュアルで神秘的な生き方をしていました。彼らはポジティブな知識のたった一つの源は、コスミック・マインドであるということが分かっていたのです。
彼らはその知識を得るために神聖なるコスミック・マインドに繋がるために内なる世界に入っていき、よく瞑想したということです。そして自分自身はコスミック・マインドの現われであると理解していました。彼らはその源に直接コネクトできたのです。彼らはテレパシーなどのマインドパワーに目覚め簡単に多次元を旅することもできたようです。
レムリアの教えは調和がとれた純粋な教えであり、神/女神の存在を彼らは尊んでいました。そのレムリア時代の古代の母なる女神は、愛しい「ウリ」として知られていました。古代のハワイの神殿において彼女は最も重要なポストにおかれ、あらゆる神/女神の母であるとされました。ウリは私たち人間のスピリチュアル性における崇高な母であり、創造性を司る女神です。ウリは父なる神、キアヴェの妻であり、この二人によって調和が生まれるといわれています。
ウリは自ら自身から生まれたといわれていて、彼女自身が創造のお手本をみせたのです。彼女は私たちが望みどおりのものを創造できるように手を差し伸べてくれます。彼女は太陽のエネルギーの女性的な力である光と命そのものなのです。キアヴェの息から水を誕生させたのもウリだといわれています。フナの教えではこの母なる女神によってすべての人間は祝福されるのです。古代の女神ウリは「平和の女神」としても知られていて、レムリアの素晴らしく平和な時代を今、私たちに思い出させてくれます。
フナの教えには様々なシンボルもあります。ちなみに女神ウリのシンボルとして二つあげられます。
Uli-Nana-PonoとUli-Nana-Hewaです。シンボルに意識を集中させると、平和で穏やかな気分になれるそうです。


ほかにもハワイの伝統シンボルがあります。



上左から三つ目の輪は意識を集中させると秘密が解けるといいます。


2006年07月12日
ペレの悲惨な恋の物語
そんなことはお構いなくロヒアウにモーションをかけるペレ。よそ者のペレとキリノエとの女同士の戦いが始まり、その間、カウアイ島は悪天候にみまわれた、という伝説が残っています。しかし、ペレが相手ではキリノエも退散するしかありません。必死の思いでとうとうロヒアウのハートを射止めたペレは、彼と一緒に熱い恋の日々を数日間過ごすのですが、あっという間に9日間が過ぎ、ペレは眠る自分の肉体に戻らなければならなかったのです。ペレが戻ってくるように祈るヒイアカのチャンティングが微かにペレには聞こえてきました。そこでペレはロヒアウに、「私はいったん戻らなければならないのですが、あなたを迎えに必ず妹をよこします。」というと、消えてしまいました。
自分の肉体に戻ったペレはヒイアカにロヒアウを連れてきて欲しいと頼みます。ほかの妹たちはみんな、そんなペレの願い事を断りました。なぜなら、恐ろしい火山の神である姉のことですから、おちおち引き受けると何があるかわりません。怖気づいて断るのも無理はないのです。ペレが去った後、カウアイ島に再び静けさが戻りました。天候を変えてしまうくらい強烈なペレと一緒になるロヒアウは、本当に幸せな結婚が望めるのでしょうか。ともかく、ヒイアカはペレに40日間欲しいといって、ロヒアウを呼び戻す旅に即出発したのです。これは長くて危険がいっぱい待っている旅です。ロヒアウが住むカウアイ島までは、その地、その地を治める邪神が住んでいて、あらゆる挑戦を受けたヒイアカはやっとのことでカウアイ島に到着するのですが、残念なことにロヒアウは死んでいたのです。そして彼の亡骸は洞窟な中に納められ、ペレとの戦いに負けたあのキリノエがじっと見守っていたのです。キリノエはロヒアウの魂を抜いて自分のものにしていたのです。ヒイアカは竜からロヒアウの魂を取り戻し、必死で太陽に祈り、やっとのことでロヒアウをよみがえらせ、回復させます。
そんな献身的なヒイアカに蘇ったロヒアウは恋をし、二人は結ばれました。しかしそれを知ったペレの嫉妬は凄まじいものでした。約束の40日間もとっくに過ぎています。怒り狂ったペレは噴火し、ロヒアウを溶岩に変えてしまったのです。ここで再び彼は死んでしまいました。まだロマンスが始まったばかりのヒイアカも黙って引っ込んではいませんでした。自ら噴火し、ペレを驚かせたのです。そこで真剣な妹の愛に目覚めたペレは、自分の過ちを認め、ロヒアウの魂を探し、さ迷うのです。やっとのことで魂を見つけて、再びロヒアウは生き返り、本当の死が訪れるまでヒイアカと一緒にカウアイ島で幸せに暮らした・・・これが果かなき美女の女神ペレの神話の一つです。女神が相手では、人間の男もひとたまりもないですね。
ドロドロした溶岩のような神話があるからこそ、すごくパワフルな浄化の祈りもハワイの伝統にはあります。何年か前に教えてもらった古くから伝わる、でも今でも唱えると非常に強いパワーのある浄化の祈りをお伝えします。浄化したいときにこれを唱えるとすごい!
2006年07月08日
ハワイ神話 その2
凶暴であり、また美しくもある火山の女神マダム“ペレ”
魅力というのは炎のようにいきいきとしたものなのですが、
私たちの世界を築く大切なバロメーターとなっています。
その魅力の尺度を作っていくのは私たちのようです。
最近、フィットネスクラブのサウナに入っていたときのことです。
前にテレビがドンとおいてあって、
画面にはカノウシマイとかいう二人の姉妹が映っていました。
男性たちは彼女たちのことをどう思われているか知らないですが、
女性たちは決まって批判的な目を向けるように思えるのです。
少なくとも、おばちゃんたちは・・・
こういった面に関しては、
男性のほうがあっさりと寛大さをもって受け入れられる
かもしれませんね。
私は日本に帰ってきてまもなく、あの謎めいた姉妹の女神性を本や携帯グッズとして売る企画していたある会社に彼女たちの女神性をアピールすることをお手伝いしてくれないかと頼まれたことがありました。まだ、ぜんぜん見たことも、聞いたこともない私だったのですが、面白いと感じた反面、「傷」というメッセージを瞬間的に受け取り、いやあな予感がしてお断りしたことがあるのです。
エネルギーとして受け入れられないものがあっても正直でいいと思うのですが、そういうことがいっぱいある「許せない世界」に私たちが暮らしているかぎり、人類は本当に深くから癒されないと思います。
何が癒されてないのか? それは最終的には、“SEXUALITY”だと思います。女はもちろんのこと、男も同じです。女性が癒されなければ、男も癒されない・・・・これは真実であって、これからもっと加速して、次元シフトを完成させる私たちが、もたもたしている大きな問題でもあると思います。まず、これを私たちは認め、クリアーにしていかなければならないような気がします。大人も、それから子供たちも含めてもっと成長しなければならないことは明らかです。なのに、この地球ではセクシュアリティを餌にしてメディアを通したマス催眠に夢中になっているところから、抜けられない状態が続いているのです。
その結果が悲惨な形として社会に現われて、それがどんどん耐えられないほどエスカレートしてきているのではないでしょうか。歪んだ性の表現、それから暴力的なバイブレーションは分けることができません。ここを無視して進もうとしても無理です。社会の根源となるセクシュアリティの問題を軽視しては何も片づきません。同じサークルを鳶のように描きながら、ただ素晴らしい未来の夢を見ているにすぎないのです。私たちが何を求めているか、ここらでもっとはっきりと表現する時期にきています。
私たち、一人ひとりのイメージングから未来は築かれていくからです。
私たち、個々が望む世界として、まず暴力のない世界を築いていかなねばなりません。
たとえ些細なことであれ、自分はどのように反応“RESPONSE”するか、
私たちみんながもっとよく振り返ってみる必要があります。
つまり、それが責任”responsibility”(反応する力)につながってくると、
このようにPs’たちはいっているのですが、なかなか難しいことは確かです。
正直に反応する拒絶反応も含めて・・・
さて、これから本当の意味での癒しに向かう時代に、
地球の過去を知り、何が天ではそのころ起きていて、
何が地上では起きていたか、
その縮図を見せてくれるのが神話であると私は思うのです。
過去に地形が定まるまでの神々の苦労や、
美しくもあり、嫉妬に燃える女神の恋の物語も神話は多く含んでいます。
その一つとして、ハワイの原住民の神話に登場する女神ペレがいます。
地上のタヒチに降り立った女神ペレは、ほかにもたくさん兄弟や姉妹がいました。後にフラの女神として崇められるようになった “Hi’akara”は、ペレにとってとても愛しい妹で、地球で生まれました。ちょうど1100B.C.ごろ、私はもっともっと大昔と思うのですが、タヒチを中心としたポリネシアの祖先たちは海を渡り、ハワイにも移住してきた記録がペレ神話に語られています。
ペレは妹とはまったくちがい、恐ろしい姉の復讐から逃れるために急いでカヌーを出しました。優しい兄のサメの神、“Ka-moho-ali’I”に導かれて、北へ、北へと進みました。大事に妹の“Hi’akara”の卵を抱えてハワイまでたどり着いたもいわれています。まず、ハワイ諸島の北、Ni’ihauに上陸したペレは、火山をつくるためにあちこちを掘り始め、続いてカウアイ島にやってきました。しかし激怒して追いかけてくる姉の水の神”Na-maka-o-Kaha’I’s“によって、どこを掘ってもすべて水浸しになり、自分の住処も水浸しにされたペレは、さらに北上します。これは当時、プレートの下で熱く燃え上がる海底火山の上に並ぶハワイ諸島の地理的なシフトを物語っているようです。
とうとうマウイ島のHanaまでこの二人は戦いを終えることなくやってきたのですが、姉の水の神のほうが、火の神よりも強くて、ペレは負けてしまい殺されてしまいました。ペレの肉体が殺された丘には「ペレの骨」”Ka-iwi-o-Pele”という地名がつきました。これで肉体を持つ神、ペレは去ったのですが、彼女はそれからエーテル次元で今も生き続け、時々、津波や火山の噴火を人間たちに知らせるために、髪の毛の白い老婆にたったり、化身をとおして、人々に現われるようになりました。
しかし肉体を失ったペレの魂はようやく自由となり、真の女神としての地位が与えられたのです。そしていつの日か、ハワイの子孫たちは彼女を守り神として崇めるようになったのです。でも彼らは決してこの女神を怒らせてはならないことも知っています。
ペレはハワイの青空にそびえる山々の峰のように普段は物静かな非常に美しい姿をした女神なのですが、嫉妬心が強く噴火すると恐ろしい女神なのです。さて、このペレの伝説はたくさんあるのですが、その中から恋するペレのパッションの物語を次回お話しましょう。
あまりにも美しく、出会う全ての男を魅了してしまう
あまりにも身勝手で、思い通りにならないと
すぐに火山の怒りを爆発させる
あまりにも負けず嫌いで、強い相手にもひるまず、
弱い相手にも容赦しない・・・
これが地上での若きマダム・ペレの一つの側面なのです。
魅力というのは炎のようにいきいきとしたものなのですが、
私たちの世界を築く大切なバロメーターとなっています。
その魅力の尺度を作っていくのは私たちのようです。
最近、フィットネスクラブのサウナに入っていたときのことです。
前にテレビがドンとおいてあって、
画面にはカノウシマイとかいう二人の姉妹が映っていました。
男性たちは彼女たちのことをどう思われているか知らないですが、
女性たちは決まって批判的な目を向けるように思えるのです。
少なくとも、おばちゃんたちは・・・
こういった面に関しては、
男性のほうがあっさりと寛大さをもって受け入れられる
かもしれませんね。
私は日本に帰ってきてまもなく、あの謎めいた姉妹の女神性を本や携帯グッズとして売る企画していたある会社に彼女たちの女神性をアピールすることをお手伝いしてくれないかと頼まれたことがありました。まだ、ぜんぜん見たことも、聞いたこともない私だったのですが、面白いと感じた反面、「傷」というメッセージを瞬間的に受け取り、いやあな予感がしてお断りしたことがあるのです。
エネルギーとして受け入れられないものがあっても正直でいいと思うのですが、そういうことがいっぱいある「許せない世界」に私たちが暮らしているかぎり、人類は本当に深くから癒されないと思います。
何が癒されてないのか? それは最終的には、“SEXUALITY”だと思います。女はもちろんのこと、男も同じです。女性が癒されなければ、男も癒されない・・・・これは真実であって、これからもっと加速して、次元シフトを完成させる私たちが、もたもたしている大きな問題でもあると思います。まず、これを私たちは認め、クリアーにしていかなければならないような気がします。大人も、それから子供たちも含めてもっと成長しなければならないことは明らかです。なのに、この地球ではセクシュアリティを餌にしてメディアを通したマス催眠に夢中になっているところから、抜けられない状態が続いているのです。
その結果が悲惨な形として社会に現われて、それがどんどん耐えられないほどエスカレートしてきているのではないでしょうか。歪んだ性の表現、それから暴力的なバイブレーションは分けることができません。ここを無視して進もうとしても無理です。社会の根源となるセクシュアリティの問題を軽視しては何も片づきません。同じサークルを鳶のように描きながら、ただ素晴らしい未来の夢を見ているにすぎないのです。私たちが何を求めているか、ここらでもっとはっきりと表現する時期にきています。
私たち、一人ひとりのイメージングから未来は築かれていくからです。
私たち、個々が望む世界として、まず暴力のない世界を築いていかなねばなりません。
たとえ些細なことであれ、自分はどのように反応“RESPONSE”するか、
私たちみんながもっとよく振り返ってみる必要があります。
つまり、それが責任”responsibility”(反応する力)につながってくると、
このようにPs’たちはいっているのですが、なかなか難しいことは確かです。
正直に反応する拒絶反応も含めて・・・
さて、これから本当の意味での癒しに向かう時代に、
地球の過去を知り、何が天ではそのころ起きていて、
何が地上では起きていたか、
その縮図を見せてくれるのが神話であると私は思うのです。
過去に地形が定まるまでの神々の苦労や、
美しくもあり、嫉妬に燃える女神の恋の物語も神話は多く含んでいます。
その一つとして、ハワイの原住民の神話に登場する女神ペレがいます。
ペレは妹とはまったくちがい、恐ろしい姉の復讐から逃れるために急いでカヌーを出しました。優しい兄のサメの神、“Ka-moho-ali’I”に導かれて、北へ、北へと進みました。大事に妹の“Hi’akara”の卵を抱えてハワイまでたどり着いたもいわれています。まず、ハワイ諸島の北、Ni’ihauに上陸したペレは、火山をつくるためにあちこちを掘り始め、続いてカウアイ島にやってきました。しかし激怒して追いかけてくる姉の水の神”Na-maka-o-Kaha’I’s“によって、どこを掘ってもすべて水浸しになり、自分の住処も水浸しにされたペレは、さらに北上します。これは当時、プレートの下で熱く燃え上がる海底火山の上に並ぶハワイ諸島の地理的なシフトを物語っているようです。
しかし肉体を失ったペレの魂はようやく自由となり、真の女神としての地位が与えられたのです。そしていつの日か、ハワイの子孫たちは彼女を守り神として崇めるようになったのです。でも彼らは決してこの女神を怒らせてはならないことも知っています。
ペレはハワイの青空にそびえる山々の峰のように普段は物静かな非常に美しい姿をした女神なのですが、嫉妬心が強く噴火すると恐ろしい女神なのです。さて、このペレの伝説はたくさんあるのですが、その中から恋するペレのパッションの物語を次回お話しましょう。
あまりにも美しく、出会う全ての男を魅了してしまう
あまりにも身勝手で、思い通りにならないと
すぐに火山の怒りを爆発させる
あまりにも負けず嫌いで、強い相手にもひるまず、
弱い相手にも容赦しない・・・
これが地上での若きマダム・ペレの一つの側面なのです。
つづく
2006年07月07日
火山の女神“マダム・ペレ”
ハワイは私たちも何回も訪れ、ワークショップをしたことがあるのですが、毎回、到着するとまず、ペレ様に捧げるレイをお店で買って海岸に行き、セレモニーから始めることにしています。もちろん女神、マダム・ペレに捧げる儀式です。『ペレ様、私たちをあなたの島に受け入れてくれてありがとうございます・・・』こんな感じでスタートするのですが、このご挨拶をしないと、ハワイの強いエネルギーによっていろんなことが起きる・・・つまり何かを紛失したり、道に迷ったり、誰かと衝突したり・・いろいろあるんですよね。ハワイで新婚旅行に行って、帰るなり別れたという話もよく聞きます。ちょっと最初にお祈りをするだけで素晴らしい滞在ができるのです。本当ですよ。ハワイは非常に観光化されていますが、エネルギーは今でも非常に強いと感じられます。それもこの火山の神様、マダム・ペレの島々を守る強いエネルギーがあるからでしょう。彼女の髪の毛はこの絵のように火山の黒々とした溶岩のように大地を飲み込むような勢いのエネルギーを象徴しています。
彼女は今も生きていて、美しい女性の姿をして人間の前に現われたり、怪しげな老婆に化けて出てきたりするといわれています。それから白い犬をつれて赤いムームーを着て現われることもあるそうです。私たちも何度か、そんなマダム・ペレに会ったような体験をしたことがあります。
ある夜、ホテルの近くの海岸で遊んでいるとき、部屋の鍵がないのに気づきました。あちこち砂浜をさがしても、どこを探してもないない・・・どうしよう! するとむこうから長い黒々とした髪をした現地の女性がやってきて、「これをさがしておられるのでしょう?」と私たちの部屋の鍵を差し出してくれました。なんともいえない不思議な経験でした。こんな経験をハワイでした方々もきっと少なくはないと思います。さて、この不思議な女神ペレの神話をこれからご紹介しましょう。
この世界がまだ真っ暗でまったく何も存在しなかった頃、その暗闇から地球の子宮、“Papa”が誕生しそれから光が生まれました。空の父、“Wakea”の光です。その父の男性性の光は、女性性の闇と結ばれて対極の宇宙が誕生したというのが、ハワイのシャーマニズム世界の宇宙の創造です。この光と闇の結婚によって宇宙に形と生命が誕生したといわれています。太陽の光によってのみ命と成長が授けられ、母なる闇の子宮にて卵、あるいは土が誕生したということです。
それから偉大なるクリエーター、”Kane”が最初に生まれ、それから海の神、”Kanaloa”、そして農業と癒しの神、“Lono”が誕生しました。こういった神々がすべての生命の男性の祖先だといわれていて、彼らが海の大嵐の中、ハワイにたどり着いたという伝説があります。
さて、 “Hina”という女性の神様もまず最初に誕生し、続いて”Haumea”という女神が誕生し、“Pele”は、彼女から生まれたといわれています。ペレがハワイにたどり着いたのは、男性の神々がたどり着いたずっと後で、彼女は兼ねてから旅がしたかったからハワイにやってきたとか、姉の海と水の女神、”Na-maka-o-Kahai”の夫を奪ったので追放されたという伝説もあります。ともかくペレは兄のサメの神に導かれてタヒチからハワイまでカヌーでやってきたといわれています。水の神の姉のほうが火の神のペレよりも強かったのですね。 つづく
2006年06月06日
マヤの女神 IX CHEL その2
太陽神と結ばれた月の女神イシチェル
美しいイシチェルに恋をした太陽の神、キニチ・アハウ(KINICH-AHAU: ITZAMNA)は、この恋がどうか実るようにと、祈りながらある日、ハチドリに変身してイシチェルに近づこうとします。太陽の神がハチドリなんかに変身しなければならなかった理由はイシチェルの祖父にありました。祖父は誰であろうとイシチェルの前に現われる者はその嫉妬深さから皆殺しにしてしまう恐ろしい神様だったのです。
ハチドリになった太陽は、イシチェルが住む美しい宮殿に舞い降りていこうとしますが、ちょうどタバコの花の蜜を吸っているあいだに、彼女の祖父に見つかってしまい、吹き矢で撃たれてしまいます。ちょうどその場を通りかかったイシチェルは、祖父の残酷さに驚きながらも、その傷ついたハチドリを胸元に入れて、自分の部屋で看病しました。
日増しに元気を取り戻していくハチドリを彼女は愛し始めました。すっかり回復したハチドリは、とうとうイシチェルに自分の本当の正体を明かしました。そして恐ろしい祖父のいる宮殿を一緒に脱出してかぎりなく広がる大空に逃げようと、太陽は月の女神を誘いました。
しかし宮殿を脱出するや否や、二人は嫉妬深い祖父に見つかってしまいます。祖父は嵐と稲妻の神、カワックに二人を追うように命じました。カワックに見つからないようにイシチェルは蟹に変身し、太陽は亀に変身しました。それにもかかわらず、イシチェルは稲妻に打たれて天の川の茂みに落ちて死んでしまいました。
天の川のトンボたちは月の女神の死を悲しみ、14日間彼女の周囲を飛びながら、13本の丸太を彼女のそばまで運んできました。13本目の丸太が運ばれてくと同時に、その丸太からイシチェルは蘇りました。蘇ったイシチェルを喜んだのは太陽でした。そして太陽と月はめでたく結婚したのです。しかし彼らの幸せは長続きしませんでした。
太陽にはチャノーエック(Cha Noh Ec)という金星の兄弟がいました。金星は時々この二人のカップルを訪れるのですが、訪れるたびに美しい月の女神にどんどん魅了されていきました。それに気づいた太陽の嫉妬はイシチェルの祖父どころではない激しさを増していきました。夫のイシチェルへの愛は非常に束縛的になり、嫉妬からの思い込みがエスカレートし、とうとう太陽はイシチェルを天から追放してしまいました。 つづく・・・
美しいイシチェルに恋をした太陽の神、キニチ・アハウ(KINICH-AHAU: ITZAMNA)は、この恋がどうか実るようにと、祈りながらある日、ハチドリに変身してイシチェルに近づこうとします。太陽の神がハチドリなんかに変身しなければならなかった理由はイシチェルの祖父にありました。祖父は誰であろうとイシチェルの前に現われる者はその嫉妬深さから皆殺しにしてしまう恐ろしい神様だったのです。ハチドリになった太陽は、イシチェルが住む美しい宮殿に舞い降りていこうとしますが、ちょうどタバコの花の蜜を吸っているあいだに、彼女の祖父に見つかってしまい、吹き矢で撃たれてしまいます。ちょうどその場を通りかかったイシチェルは、祖父の残酷さに驚きながらも、その傷ついたハチドリを胸元に入れて、自分の部屋で看病しました。
日増しに元気を取り戻していくハチドリを彼女は愛し始めました。すっかり回復したハチドリは、とうとうイシチェルに自分の本当の正体を明かしました。そして恐ろしい祖父のいる宮殿を一緒に脱出してかぎりなく広がる大空に逃げようと、太陽は月の女神を誘いました。
しかし宮殿を脱出するや否や、二人は嫉妬深い祖父に見つかってしまいます。祖父は嵐と稲妻の神、カワックに二人を追うように命じました。カワックに見つからないようにイシチェルは蟹に変身し、太陽は亀に変身しました。それにもかかわらず、イシチェルは稲妻に打たれて天の川の茂みに落ちて死んでしまいました。
天の川のトンボたちは月の女神の死を悲しみ、14日間彼女の周囲を飛びながら、13本の丸太を彼女のそばまで運んできました。13本目の丸太が運ばれてくと同時に、その丸太からイシチェルは蘇りました。蘇ったイシチェルを喜んだのは太陽でした。そして太陽と月はめでたく結婚したのです。しかし彼らの幸せは長続きしませんでした。
太陽にはチャノーエック(Cha Noh Ec)という金星の兄弟がいました。金星は時々この二人のカップルを訪れるのですが、訪れるたびに美しい月の女神にどんどん魅了されていきました。それに気づいた太陽の嫉妬はイシチェルの祖父どころではない激しさを増していきました。夫のイシチェルへの愛は非常に束縛的になり、嫉妬からの思い込みがエスカレートし、とうとう太陽はイシチェルを天から追放してしまいました。 つづく・・・
2006年06月03日
創造の女神 IX CHEL
マヤ文明を代表する女神をご存知ですか?メキシコ旅行をしたことがある人なら、特にカンクンに行ったことのある人はきっとこの女神イシチェルのことを現地の神殿の名前などで、見かけたり、耳にされたりしたことがあると思います。
IX CHEL(イシチェル or イシェール)と呼ばれる女神の別名は IX ACTANI だったり、IX ALVOH とか、IX ASALUOH としてマヤの時代からメキシコの先住民たちに親しまれてきた女神です。
こういった名前からしても非常に日本語とよく似た響きがあり、また非常に宇宙人的なのが、マヤの神々です。女神イシチェルの一般的な紹介として和訳されている本、「女神のこころ」(ハリー・オースティン・イーグルハート著)があります。彼女について次のようにあります。

『イシチェルはマヤ文明の女神で、月の満ち欠け、織物、予言、セクシュアリティ、癒し、出産をつかさどります。古代の言い伝えでは、イシチェルは世界という網の中心にいるクモでした。アメリカ先住民族のイコロイ族にも似た神話があり、月の満ち欠けが起きるのは月の中で老婆が永遠に織物を続けているためだといいます。インドネシアではクモは月の魂を象徴しますし、ボルネオでは月がクモに変身して世界を創造したと考えられています。また、ナバホ族の女性は織物をするとき、世界を織り上げたクモ女から霊感を得ます。もっとも、イシチェルは人間の女性として表わされることもあります。上の像は、テラコッタで、お供の鳥とともに織り機の前に座るイシチェルです。鳥は巣作りの習性から、世界中で女神と関連づけられています。イシチェルがゆったりと堂々と座っているのは、命の布を織ることに至福を感じているからです。』
私的な解釈では、このイシチェルは日本の産土神と、元々同じコンセプトではないかと思うのです。マヤのこの女神が示すもっと不思議な日本の神話との共通点するシンボルが、月やうさぎなどたくさんあることです。それからイザナミとイザナギの神話に一致するイシチェルの神話まであります。
女神イシチェルは、南部メキシコやユカタン半島やグアテマラにいたる古代マヤ文明において最も広く崇拝されている女神です。マヤのパルテオン(神殿)を訪ねる女性たちを、昔から彼女は癒し、また子供を授けてくれる神さまとして崇められてきました。
今でもユカタン海峡にたたずむ小島、コズメル島にある女神イシチェルの神殿へと巡礼する妊婦や、子供を授かりたい女性たちが大勢、参拝するという慣わしは古代マヤ次代に始まり、数世紀続いたようです。でも今はその神殿は遺跡として残っています。


女神イシチェルはマヤの人々にとって、土地の氏神さまであり、豊かさを与え、メキシコの太陽をそのまま織り込んだようなカラフルで美しい織物を人間たちにアイデアとして提供してくれた創造の神さまでもあるのです。
イシチェル神話の中でも代表的なものが一つあります。女神イシチェルは、ウサギを連れた月の女神でもあるのですが、イシチェルの祖父であり、夫である「太陽の神さま」と彼女との争いや、互いの間に生まれた嫉妬が描かれている神話です。
ずっと大昔、まだ空の太陽と月が同じ輝きを見せていた時代からこの物語は始まります。したがって月はその時代、今よりももっと美しく輝いていて、そのような美しい月に太陽は恋をします・・・つづく
私とエハンは一緒にこのマヤの世界を何度も旅しました。この写真はグラハム・ハンコック氏の「天の鏡」という本にある一枚の写真です。手前にいるのが私で、後ろにいるのがエハンです。1996年9月21日チチェンイッツアにあるククルカンのピラミッドの前で儀式をしている私たちの写真が偶然にもハンコックさんの奥さんのサンサ・ファイーアさんによって撮影され、彼の本に収められていたのです。そして今、このご夫妻とご縁があり、一緒にお仕事させていただいている・・・とても面白いマヤのシンクロです。 

