プロフィール
愛知 ソニア
愛知 ソニア
1970年よりイタリアとイギリスに留学して芸術を専攻。
エハンと結婚後、日本で十五年間、生活しながら子育て、座禅、ヨガ、正食に励む。

後十二年間はカナダに移住し、夫と共に日本向けの精神世界情報誌、「トランスダイメンション・ヴィスタ」を発行してきた。海外ワークショップの企画や翻訳も手がけている。

以前から主に西洋の女神史に関心があり、「女神シリーズ」をヴィスタに記載する。未来学者バーバラ・M・ハバード女史をはじめとして、意識の進化をアシストする様々な女性たちにインタヴューを行ったことがある。

「パワーかフォースか」(三五館)「インディゴ・チルドレン」(ナチュラル・スピリット)、「水からの伝言Ⅱ」、「光の家族」など、数々の本を夫、エハン・デラヴィと共に翻訳する傍ら、講演活動や海外ワークショップを1993年ごろから行ってきた。カナダBC州ネルソン在を経て、2013年1月から日本に在住。



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2013年12月10日

20世紀の真のアバター

以前のブログに記載したことがある聖女ですが、
クリスマスも近づいてきたところで、
マリア様のエネルギーと重なる女神さまに新たにつながりたいです。

聖女アナンダマイ・マー(1896-1982)


20世紀の真のアバター1922年8月3日の夜、マーは自らのシャクティパワーに導かれて、セルフイニシエーションを自分自身に与えた。マー自らがグルの役割と両方を担いながら儀式は行われました。彼女に口からは、古代の奥義「ビジャ・マントラ」が自発的に繰り返し唱えられました。この様子を目撃した夫ボラナースと家族の者たちは大変なショックを受けました。インドのある古代文献にある細かい内容までがマーの口から発したのです。そのような知識については彼女は一度も見たことも、もちろん教わったこともなかったのです。このような出来事が何回かマーに度重なり起きたのです。そしてついにマーは自分自身がブールナ・ブラマン・ナーラーヤナ(神の生まれ変わり)であると、夫とある学者の二人に告げたのでした。そのように語るマーのきらきらと輝く光は否定できないものでした。若くて美しく、しかも神々しい女神を妻にした夫、ボラナースの驚きと喜びが伝わってくるようです。自分の妻は一体、何者かと、彼自身もきっと真剣に考えたでしょう。


20世紀の真のアバターマーの神聖さはこの頃、どんどん強くなってきました。しばしば神々のヴィジョンを彼女は見るようになって来ました。そして彼女は自分もまた現われてくる神々と同じエッセンスを共有する者であることを確信していきました。そしてマーは、その頃から殆ど食事を取らなく、また殆ど睡眠を取ることもなくなりました。そしてとうとう彼女は3年間の長い沈黙に入ったのです。

マーの周りにはこの愛の女神に仕える信者たちが集まってきました。少しでもマーの口に食べ物が入れば、彼らは喜ばしいと感じたのですが、彼女は時として23日間も食事も一滴の水さえ口にしないときがあったのです。伝統的にインドでは聖者の前に頭を下げて跪き、足に触れるという習慣があるのですが、彼女は誰にも頭を下げさせず、また少しでも触れさせるようなことのない時期が長く続くこともありました。あるとき信者のひとりがマーに一生懸命になって食事をとらせようとしました。それをじっと見ていたマーは突然、そこに積まれていた揚げパン70個を全部一気に平らげたあげく、大きな器に入っていた8キロのミルクを飲み干したのです。もちろん、これは偏食なんかではありません。霊性が高まれば食事など取らなくてもよいし、またいくら食べても害にはならないということを彼女は示したのです。

20世紀の真のアバターアナンダマイ・マーが大勢の人々の注目を集め始めたのは、1925年に「黒い女神の祭り」というカリ神への奉養祭のときでした。人々はカリ神の像を飾り、お香を塗って祝うのです。しかし、マーは何を気にすることもなく、自分の頭に飾りをつけて、白檀のペーストを自分自身の体に塗って登場しました。その時彼女のオーラは輝きを一層増し、そこにいた誰もがマーにうっとりと魔法をかけられたように恍惚状態にさせられたということです。もちろん、マーの美しさは普段から誰も否定できないほど特別でした。背はすんなり高く、しっかりとした骨格を持つ彼女の顔の輪郭ははっきりとしており、唇は情熱的に厚く、大きな輝く瞳と腰まであろうか、長い黒髪がまた極めて魅力的でした。モナリザのように微かに微笑む彼女の笑顔は誰をも虜にしました。そんなマーのところに大勢の人々がヒーリングを受けに、遠方からもやってきました。そして彼らの多くが彼女から治療を受けたのですが、中には彼女がその人に対して、「あなたは理由があって病気になっているのですから癒すことはできません」と、きっぱり断られた人たちもいました。さらに彼女は彼等に神への気づきを追求するようにとアドバイスしました。

マーの人生でもっとも興味深く、また重要なこととは、彼女が自らの内なるガイダンスであるケラーヤ(神の意志)に忠実に従ったことです。ヒーリングを誰にして、誰には施さないか、すべてこのケラーヤにマーは従った結果です。彼女の話を聞こうと夜、人々が集まってきました。しかし彼女は彼らを置き去りにして、突然、衝動に駆られたかのように汽車に乗って消えてしまうことも何度もありました。これは決して気取った態度などではなく、人々が彼女に頼ってしまうことを避けるための、これもケラーヤに従う行動だったのです。そして不思議なことに彼女の行く先々ではもっと自分を必要とする人々が待ち受けていたのでした。

マーは弟子たちには、彼女の高い霊性によって、同時に数箇所に偏在できるパワーを使って安心させました。「私はどこにも行きません。私はいつも同じところにいます。なのになぜ、あなたは私を避けるのですか? 私は常にあなたとともにあります。あなたのすること、そしてできないこと・・・私はしっかり見ているのです。」とこう彼女は告げました。

ありのままの自分に気づくということは、マーのような輝く人間に私たちは誰もがなれるということで、それに100パーセント気づけば、マーのように至福に満ちた一瞬、一瞬を送れるのではないでしょうか。



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Posted by 愛知 ソニア at 10:37 │世界の女神