2006年07月12日
ペレの悲惨な恋の物語
眠っているときにペレの魂はハワイ諸島のあちこちを旅します。時によると一ヶ月以上も肉体は眠り続けたままでペレのスピリットは様々な姿に変身し、いろんなことを経験するのです。あるときペレは、結婚相手を見つけてくると妹たちに告げて、九日間の眠りに入りました。眠りについたペレの枕元にやさしい妹のヒイアカは香りのよい花をおいて、じっと眠りから戻る姉を待っていたのです。ペレの魂は若くて美しい娘に変身し、あちこちを飛び回っていると、カウアイ島の北の方からかすかにドラムの音が聞こえてきました。その音を頼りにペレは飛んでいきました。するとそこにはハンサムな若きチーフ、“Lohiau”が仲間たちと祭りを楽しんでいたのです。そんなロヒアウにペレは一目惚れし、最高の衣装を身に着けた美しいペレは霧の中から彼の前に現われたのです。しかしハンサムなロヒアウには結婚候補が何人かいて、中でも竜との半神であったキリノエは、ロヒアウにぞっこん惚れてこんでいて、彼のそばを離れなかったのです。
そんなことはお構いなくロヒアウにモーションをかけるペレ。よそ者のペレとキリノエとの女同士の戦いが始まり、その間、カウアイ島は悪天候にみまわれた、という伝説が残っています。しかし、ペレが相手ではキリノエも退散するしかありません。必死の思いでとうとうロヒアウのハートを射止めたペレは、彼と一緒に熱い恋の日々を数日間過ごすのですが、あっという間に9日間が過ぎ、ペレは眠る自分の肉体に戻らなければならなかったのです。ペレが戻ってくるように祈るヒイアカのチャンティングが微かにペレには聞こえてきました。そこでペレはロヒアウに、「私はいったん戻らなければならないのですが、あなたを迎えに必ず妹をよこします。」というと、消えてしまいました。
自分の肉体に戻ったペレはヒイアカにロヒアウを連れてきて欲しいと頼みます。ほかの妹たちはみんな、そんなペレの願い事を断りました。なぜなら、恐ろしい火山の神である姉のことですから、おちおち引き受けると何があるかわりません。怖気づいて断るのも無理はないのです。ペレが去った後、カウアイ島に再び静けさが戻りました。天候を変えてしまうくらい強烈なペレと一緒になるロヒアウは、本当に幸せな結婚が望めるのでしょうか。ともかく、ヒイアカはペレに40日間欲しいといって、ロヒアウを呼び戻す旅に即出発したのです。これは長くて危険がいっぱい待っている旅です。ロヒアウが住むカウアイ島までは、その地、その地を治める邪神が住んでいて、あらゆる挑戦を受けたヒイアカはやっとのことでカウアイ島に到着するのですが、残念なことにロヒアウは死んでいたのです。そして彼の亡骸は洞窟な中に納められ、ペレとの戦いに負けたあのキリノエがじっと見守っていたのです。キリノエはロヒアウの魂を抜いて自分のものにしていたのです。ヒイアカは竜からロヒアウの魂を取り戻し、必死で太陽に祈り、やっとのことでロヒアウをよみがえらせ、回復させます。
そんな献身的なヒイアカに蘇ったロヒアウは恋をし、二人は結ばれました。しかしそれを知ったペレの嫉妬は凄まじいものでした。約束の40日間もとっくに過ぎています。怒り狂ったペレは噴火し、ロヒアウを溶岩に変えてしまったのです。ここで再び彼は死んでしまいました。まだロマンスが始まったばかりのヒイアカも黙って引っ込んではいませんでした。自ら噴火し、ペレを驚かせたのです。そこで真剣な妹の愛に目覚めたペレは、自分の過ちを認め、ロヒアウの魂を探し、さ迷うのです。やっとのことで魂を見つけて、再びロヒアウは生き返り、本当の死が訪れるまでヒイアカと一緒にカウアイ島で幸せに暮らした・・・これが果かなき美女の女神ペレの神話の一つです。女神が相手では、人間の男もひとたまりもないですね。
ドロドロした溶岩のような神話があるからこそ、すごくパワフルな浄化の祈りもハワイの伝統にはあります。何年か前に教えてもらった古くから伝わる、でも今でも唱えると非常に強いパワーのある浄化の祈りをお伝えします。浄化したいときにこれを唱えるとすごい!
そんなことはお構いなくロヒアウにモーションをかけるペレ。よそ者のペレとキリノエとの女同士の戦いが始まり、その間、カウアイ島は悪天候にみまわれた、という伝説が残っています。しかし、ペレが相手ではキリノエも退散するしかありません。必死の思いでとうとうロヒアウのハートを射止めたペレは、彼と一緒に熱い恋の日々を数日間過ごすのですが、あっという間に9日間が過ぎ、ペレは眠る自分の肉体に戻らなければならなかったのです。ペレが戻ってくるように祈るヒイアカのチャンティングが微かにペレには聞こえてきました。そこでペレはロヒアウに、「私はいったん戻らなければならないのですが、あなたを迎えに必ず妹をよこします。」というと、消えてしまいました。
自分の肉体に戻ったペレはヒイアカにロヒアウを連れてきて欲しいと頼みます。ほかの妹たちはみんな、そんなペレの願い事を断りました。なぜなら、恐ろしい火山の神である姉のことですから、おちおち引き受けると何があるかわりません。怖気づいて断るのも無理はないのです。ペレが去った後、カウアイ島に再び静けさが戻りました。天候を変えてしまうくらい強烈なペレと一緒になるロヒアウは、本当に幸せな結婚が望めるのでしょうか。ともかく、ヒイアカはペレに40日間欲しいといって、ロヒアウを呼び戻す旅に即出発したのです。これは長くて危険がいっぱい待っている旅です。ロヒアウが住むカウアイ島までは、その地、その地を治める邪神が住んでいて、あらゆる挑戦を受けたヒイアカはやっとのことでカウアイ島に到着するのですが、残念なことにロヒアウは死んでいたのです。そして彼の亡骸は洞窟な中に納められ、ペレとの戦いに負けたあのキリノエがじっと見守っていたのです。キリノエはロヒアウの魂を抜いて自分のものにしていたのです。ヒイアカは竜からロヒアウの魂を取り戻し、必死で太陽に祈り、やっとのことでロヒアウをよみがえらせ、回復させます。
そんな献身的なヒイアカに蘇ったロヒアウは恋をし、二人は結ばれました。しかしそれを知ったペレの嫉妬は凄まじいものでした。約束の40日間もとっくに過ぎています。怒り狂ったペレは噴火し、ロヒアウを溶岩に変えてしまったのです。ここで再び彼は死んでしまいました。まだロマンスが始まったばかりのヒイアカも黙って引っ込んではいませんでした。自ら噴火し、ペレを驚かせたのです。そこで真剣な妹の愛に目覚めたペレは、自分の過ちを認め、ロヒアウの魂を探し、さ迷うのです。やっとのことで魂を見つけて、再びロヒアウは生き返り、本当の死が訪れるまでヒイアカと一緒にカウアイ島で幸せに暮らした・・・これが果かなき美女の女神ペレの神話の一つです。女神が相手では、人間の男もひとたまりもないですね。
ドロドロした溶岩のような神話があるからこそ、すごくパワフルな浄化の祈りもハワイの伝統にはあります。何年か前に教えてもらった古くから伝わる、でも今でも唱えると非常に強いパワーのある浄化の祈りをお伝えします。浄化したいときにこれを唱えるとすごい!
Posted by 愛知 ソニア at 11:51│Comments(171)
│世界の女神