2014年08月24日
エニアグラムあなたを知る9つのタイプ
先日サブパーソナリティにつぃて少しお話ししましたが、今日は「メインパーソナリティ」を知るために単刀直入な方法があるので紹介します。
「エニアグラム」です。
まだご存じでない方は、自分を知るためのテストをこの本の中から抜粋しましたので、ぜひやってみてください。
これはおそらく皆さんも以前から知っておられると思いますが、私も同じでした。でも最近になってやっとそのすごさに気づいた次第です。というのも夫がぜひ読んでみるといいよと勧めてくれたので、あまりにもよく知られているのでエキサイトしなかったのですが、一応この本をオーダーして読んでみることにしました。今はエニアグラムの素晴らしさにはまっております。

さて、エニアグラムの起源は?
エニアグラムの図形は宇宙のシンボルとして約2500年前にさかのぼり、古代のものです。そのルーツは不明です。エニアグラムは精神的・宗教的伝統がひとつになったものと言われ、古代ギリシャの哲学思想に、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教等の中に見だされるもので、イスラム教のスーフィー派が人材を適材適所に活用したとも言われています。
誰がエニアグラムを発見したのでしょうか?
1875年生まれ、ゲオルギー・イワノビッチ・グルジェフ(ギリシア系アルメニア人)が、アフガニスタン及びトルコ辺りでエニアグラムの図形に出会う。彼は、「真実の探求者たち」というグループを創りだした。グルジェフは宇宙における自らの位置と、人生における目的を理解する助けとなる事を求めて研究し、弟子たちに教えた。20世紀のはじめのことである。1950年オスカー・イチャーソ(ボルビア人)が図形と性格タイプのつながりを発見した。1970年精神科医、クラウディオ・ナランホはイチャーソに学び、カルフォルニア州エサレン研究所で学生たちにエニアグラムを教えた。1987年ドン・リチャード・リソは心理学を学び、「性格タイプ」を発表。リソはイエズス会でナランホからエニアグラムを学んだ。リソは「成長のレベル」を発見。

「エニアグラム」の語源は?
ギリシャ語で「9の図」という意味の幾何学図形です。この図形をシンボルとして発展した性格タイプ論です。それは人間を9つの基本的 な性格に分類したもので、それぞれの性格の働きを描いた"こころの地図"と言えます。エニアグラムは少なくともギリシャ哲学に遡るルーツをもち、現代では 心理学的研究が急速に進んで発展してきました。現在、もっとも効果的な自己成長のシステムのひとつとして、ビジネス、コーチング、カウンセリング、教育な どのさまざまな分野に取り入れられています。
エニアグラムは、9つの性格タイプごとの世界観や動機、特性などについて、驚異的なまでの理解を可能にします。また、習慣的思考・感情・行動パターンについて、タイプごとにきわめて具体的に示してくれます。エニアグラムは、性格の自動的パターンからもっと自由になり、本来の自分の豊かさに触れ、成長していくためのものです。対人関係においても、性格の違いからくるすれ違いや葛藤に留まるのではなく、お互いを活かし合い、成長していくための助けになります。
ただし、エニアグラムのタイプは性格テスト等によって自動的に判別されるものではなく、実際の自分を知るプロセスが必要です。そのため、自意識よりも深いところで自分に出会う手法や、客観的に自分を理解したり、他者への理解を深めるためのグループワークが役立ちます。自分のタイプを探るプロセスそのものが、自己発見のプロセスであると言えるでしょう。

タイプ1:改革する人
高潔で、理想が高いタイプ。倫理的で、良心的。善悪の区別が強い。人に教えたり、改革に燃える。常に物事を改善することに励んでいて、間違いを犯すことを恐れている。秩序的できちんとしていて、潔癖症である。高水準 を維持しようとするが、批判や完璧主義に陥りかねない。抑圧した怒りと短気が問題になりやすい。健全なタイプ1は、賢明で、洞察力があり、現実的で、崇 高。道徳的英雄。
決してしないこと:無断欠勤・遅刻。やりかけの仕事を途中で人に任せること。自分に対する批判を笑い飛ばすこと。
タイプ2:助ける人
思いやりがあり、対人関係を重視するタイプ。共感的で、誠実で、心が温かい。友好的で、自己犠牲的。だが感傷的で、お世辞を言い、人を喜ばせることに走り すぎることもある。他の人たちと密接な関係をもちたがる。そして自分が必要とされたいがために、他の人たちのために何かをやってあげることが多い。自分自 身をケアしたり、自分自身のニーズを認めることができにくい。健全なタイプ2は、利他的で、自他に無条件の愛を持つ。
決してしないこと:レストランで、一緒にいる人より先に注文する。同僚からの侮辱をすぐ忘れる。電話を先に切る。
タイプ3:達成する人
適応力があり、成功志向のタイプ。自信があり、魅力的。野心的で、有能で、エネルギッシュ。ステイタス意識があり、強い向上心を持つ。自分のイメージや、 人にどう思われるかを気にすることが多い。仕事中毒や競争心に陥りやすい。健全なタイプ3は自分自身を受け入れ、真正な人であり、見かけ通りの人である。 他の人たちにインスピレーションを与え、模範となる。
決してしないこと:注目されないこと。クラブ活動の前、ひとりでコツコツボール磨きをすること。
タイプ4:個性的な人
ロマンチックで、内省的なタイプ。はっきりした自分らしさがあり、繊細で打ち解けず、静か。自分をさらけ出し、感情を正直に話し、個人的に関わる。だが気 分にムラがあり、自意識が強い。自分が傷付きやすく、欠点を持っていると感じるため、他人から身を引くとともに、普通の生き方を軽蔑し、自分には関係ない と感じる。自己陶酔や自己憐憫に陥りやすい。健全なタイプ4はインスピレーションを受け、きわめて創造的。自己刷新し、自分の体験を意味あるものにすることができる。
決してしないこと:これまでの肯定的な体験だけを思い出して1ヶ月過ごすこと。ゴールデンウイークに旅行すること。もっとも売れているファミリーカーを買うこと。ルールや常識を率先して守る。
タイプ5:調べる人
鋭く、知的なタイプ。油断なく、洞察力や好奇心に富む。集中力があり、複雑な考えや技能を発達させることができる。独立心と革新性があり、思考や、想像した構成概念に没頭することがある。クールになるが、神経質。孤独で風変わり、虚無的になりやすい。健全なタイプ5は、未来を見通す先駆者。往々にして時代 に先駆け、世界をまったく新しい見方で見ることができる。
決してしないこと:結婚式や同窓会の司会。自宅で大きなパーティーを開くこと。不明瞭な仮説を皆の前で話すこと。
タイプ6:忠実な人
責任をもって関わる、安全志向のタイプ。頼りになり、よく働き、責任を果たす。だが防衛的で、直面を避け、きわめて不安にもなり得、文句を言いながら、ス トレスをエネルギー源として、走り続ける。往々にして慎重で、優柔不断でもあるが、刺激に反応しやすく、挑戦的で、反抗的にもなり得る。自信喪失や疑いに 陥りやすい。健全なタイプ6は内面が安定しており、自信があり、自分を信頼し、勇気を持って弱者や無力な者を助ける。
決してしないこと:人の意見を聞かずに転職すること。衝動買い。鍵をかけずに外出すること。友人の物を壊しても罪悪感を持たずにいること。
タイプ7:熱中する人
忙しく、生産的なタイプ。多才で、楽観的で、自然体。遊び気があり、元気で、実際的だが、活動範囲を広げすぎて散漫になり、規律に欠ける。たえず新しくエキサイティングな体験を求めているが、走り続けているために集中力を失い、消耗することもある。表面的で衝動的になりやすい。健全なタイプ7は自分の才能 を価値ある目標に集中し、喜びに満ち、多くのことを達成し、感謝に溢れる。
決してしないこと:すべてのスケジュールを手帳に記すこと。新しい本を読む前に、読みかけの本を全部読んでしまうこと。他人の悩みに長時間耳を傾けること。
タイプ8:挑戦する人
パワフルで、幅を利かせるタイプ。強く、自信があり、自己主張する。保護者的で、機知に富み、決断力があるが、尊大で傲慢にもなり得る。周囲の環境をコン トロールしなければならないと感じる。往々にして対決し、威圧的になる。他人と親しくすることを自分に許しにくい。健全なタイプ8は私心を超え、自分の力 を使って、他の人たちの人生をより良いものとする。英雄的で、寛大。
決してしないこと:命令されて社長の座を他人に譲ること。親善試合だからといって手を抜くこと。部下の思ったとおりに仕事をさせること。不満があるのに黙っていること。
タイプ9:平和をもたらす人
のんびりしていて、控えめなタイプ。受容的で、人を信頼し、安定している。人が良く、ゆったりと構え、支えとなる。だが平和を守るために、人に合わせすぎることがある。全てのものに葛藤があってほしくないが、受動的で、心を悩ますことはできるだけ過小評価する傾向がある。受け身ながら頑固になりやすい。健全なタイプ9は動じず、全てを受け入れる。人をまとめ、葛藤を癒やすことができる。
決してしないこと:恋人の関係をわざと壊すこと。近所の火事を野次馬として見に行く。自分が怒った理由を大声で説明すること。物事をテキパキこなす。早歩き、早風呂。
タイプ診断(簡易版)リソ=ハドソン式QUEST
(「エニアグラム あなたを知る9つのタイプ(角川書店)」より抜粋
やり方:
質問群ⅠとⅡの3種類の文から、自分に一番あてはまると思うものを一つ選んでください。すべて当てはまっていなくても、他の文と比べて、一番近いものを選んでください。考えすぎないで、直感で選ぶようにしましょう。
質問群Ⅰ
A. 私はかなり独立独歩で、自己主張する傾向がある。人生は、正面から立ち向かうと一番うまくいくと感じてきた。自分自身で目標を設定し、直接関わって、事を 起こしたい。じっと待つのは好きではない。大きなことを達成し、影響を与えたい。必ずしも人と対決するのを求めているわけではないが、利用されるようなことはしない。大体、自分が何をほっしているかわかっていて、それを手に入れようとする。よく働き、よく遊ぶ傾向がある。
B. 私はおとなしい傾向にあり、自分ひとりでいることに慣れている。普段、人との付き合いにおいて、自分にあんまり関心がこないようにする。強く自己主張する ことは珍しい。リードしたり、派の人のように競争することは心地よくない。多くの人が、私のことを「夢見る人」と言うだろう。つまり、自分が興奮する多く のことが、想像の世界で展開する。常に活動的ではなくてはと感じることなく、かなり満足していられる。
C. 私はきわめて責任感が強く、献身的な傾向がある。やると決めたことや、期待されたことをしないと、とても嫌な気持ちになる。私が人に知ってほしいのは、私 が助けになれることや、人のために最良と思うことをやってあげることが好きだということだ。私はたびたび、人のために、大きな個人的犠牲を払ってきた。そ の人がそれに気づくかどうかはわからないが。私は自分自身の十分なケアをしないことが多く、必要な仕事をしたうえで、時間が余ったときにリラックスし、自 分の本当にやりたいことをする。
質問群Ⅱ
X. 私は、ふだん楽観的で、物事は結局うまくいくと感じる。通常、熱中できるものや没頭できるさまざまな方法を見つけることができる。人と一緒にいたり、他の 人が幸福になる手助けをするのが好きだ。自分自身の幸福を人と分かち合うことを楽しむ。(いつも気分が晴れ晴れとしているというわけではないが、落ち込んだ気分は誰にも見せないようにする!)けれど、楽観的ゆえに、自分自身の問題に対処するのが、手遅れになることも時々ある。
Y. 私はものごとにたいして、強い気持ちをいだく。わたしが幸福でないときは、大半の人にわかってしまう。人といるときは身構えているときもあるが、見かけよりも繊細である。私は、人との関係において、自分がどの位置にいるか、そして誰を、何を、頼りにできるか知りたい。大半の人々にとって、私との位置関係は かなり明確だ。私が何かについて怒っているときは、他の人たちには、それについて反応して、同じように怒ってほしい。私はルールを知っているが、何をすべ きか他の人に言われたくない。自分で決めたい。
Z. 私は自己抑制し、論理的な傾向がある。自分の気持ちにふれるのは、心地よくない。私は、効率的で、ときに完全主義的傾向があり、自分自身で働くことを好 む。問題や対人関係の葛藤があれば、自分の気持ちをその状況に持ち込まないようにする。私が冷静すぎるという人もいる。しかし、自分の感情的反応によって、本当に重要なことから、そらされたくない。感情を害するようなことを人から言われても、私は普通、反応を示さない。
アルファベットの組み合わせから、あなたは以下のタイプだと診断されます。
AX タイプ7
AY タイプ8
AZ タイプ3
BX タイプ9
BY タイプ4
BZ タイプ5
CX タイプ2
CY タイプ6
CZ タイプ1
自分のタイプの目安が出たら、「それぞれのタイプの特徴」を見てください。心をオープンにしてその説明を読み、ぴったりする感じがあればそのタイプでしょう。ただ、この簡単なテストだけでは、自己診断を間違うこともあります。あくまで「とっかかり」と思ってください。自分で正しいタイプを見つけたときは、自分でわかります。安心感や高揚感、恥ずかしさを感じるからです。
「エニアグラム」です。
まだご存じでない方は、自分を知るためのテストをこの本の中から抜粋しましたので、ぜひやってみてください。
これはおそらく皆さんも以前から知っておられると思いますが、私も同じでした。でも最近になってやっとそのすごさに気づいた次第です。というのも夫がぜひ読んでみるといいよと勧めてくれたので、あまりにもよく知られているのでエキサイトしなかったのですが、一応この本をオーダーして読んでみることにしました。今はエニアグラムの素晴らしさにはまっております。

さて、エニアグラムの起源は?
エニアグラムの図形は宇宙のシンボルとして約2500年前にさかのぼり、古代のものです。そのルーツは不明です。エニアグラムは精神的・宗教的伝統がひとつになったものと言われ、古代ギリシャの哲学思想に、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教等の中に見だされるもので、イスラム教のスーフィー派が人材を適材適所に活用したとも言われています。
誰がエニアグラムを発見したのでしょうか?
1875年生まれ、ゲオルギー・イワノビッチ・グルジェフ(ギリシア系アルメニア人)が、アフガニスタン及びトルコ辺りでエニアグラムの図形に出会う。彼は、「真実の探求者たち」というグループを創りだした。グルジェフは宇宙における自らの位置と、人生における目的を理解する助けとなる事を求めて研究し、弟子たちに教えた。20世紀のはじめのことである。1950年オスカー・イチャーソ(ボルビア人)が図形と性格タイプのつながりを発見した。1970年精神科医、クラウディオ・ナランホはイチャーソに学び、カルフォルニア州エサレン研究所で学生たちにエニアグラムを教えた。1987年ドン・リチャード・リソは心理学を学び、「性格タイプ」を発表。リソはイエズス会でナランホからエニアグラムを学んだ。リソは「成長のレベル」を発見。

「エニアグラム」の語源は?
ギリシャ語で「9の図」という意味の幾何学図形です。この図形をシンボルとして発展した性格タイプ論です。それは人間を9つの基本的 な性格に分類したもので、それぞれの性格の働きを描いた"こころの地図"と言えます。エニアグラムは少なくともギリシャ哲学に遡るルーツをもち、現代では 心理学的研究が急速に進んで発展してきました。現在、もっとも効果的な自己成長のシステムのひとつとして、ビジネス、コーチング、カウンセリング、教育な どのさまざまな分野に取り入れられています。
エニアグラムは、9つの性格タイプごとの世界観や動機、特性などについて、驚異的なまでの理解を可能にします。また、習慣的思考・感情・行動パターンについて、タイプごとにきわめて具体的に示してくれます。エニアグラムは、性格の自動的パターンからもっと自由になり、本来の自分の豊かさに触れ、成長していくためのものです。対人関係においても、性格の違いからくるすれ違いや葛藤に留まるのではなく、お互いを活かし合い、成長していくための助けになります。
ただし、エニアグラムのタイプは性格テスト等によって自動的に判別されるものではなく、実際の自分を知るプロセスが必要です。そのため、自意識よりも深いところで自分に出会う手法や、客観的に自分を理解したり、他者への理解を深めるためのグループワークが役立ちます。自分のタイプを探るプロセスそのものが、自己発見のプロセスであると言えるでしょう。

タイプ1:改革する人
高潔で、理想が高いタイプ。倫理的で、良心的。善悪の区別が強い。人に教えたり、改革に燃える。常に物事を改善することに励んでいて、間違いを犯すことを恐れている。秩序的できちんとしていて、潔癖症である。高水準 を維持しようとするが、批判や完璧主義に陥りかねない。抑圧した怒りと短気が問題になりやすい。健全なタイプ1は、賢明で、洞察力があり、現実的で、崇 高。道徳的英雄。
決してしないこと:無断欠勤・遅刻。やりかけの仕事を途中で人に任せること。自分に対する批判を笑い飛ばすこと。
タイプ2:助ける人
思いやりがあり、対人関係を重視するタイプ。共感的で、誠実で、心が温かい。友好的で、自己犠牲的。だが感傷的で、お世辞を言い、人を喜ばせることに走り すぎることもある。他の人たちと密接な関係をもちたがる。そして自分が必要とされたいがために、他の人たちのために何かをやってあげることが多い。自分自 身をケアしたり、自分自身のニーズを認めることができにくい。健全なタイプ2は、利他的で、自他に無条件の愛を持つ。
決してしないこと:レストランで、一緒にいる人より先に注文する。同僚からの侮辱をすぐ忘れる。電話を先に切る。
タイプ3:達成する人
適応力があり、成功志向のタイプ。自信があり、魅力的。野心的で、有能で、エネルギッシュ。ステイタス意識があり、強い向上心を持つ。自分のイメージや、 人にどう思われるかを気にすることが多い。仕事中毒や競争心に陥りやすい。健全なタイプ3は自分自身を受け入れ、真正な人であり、見かけ通りの人である。 他の人たちにインスピレーションを与え、模範となる。
決してしないこと:注目されないこと。クラブ活動の前、ひとりでコツコツボール磨きをすること。
タイプ4:個性的な人
ロマンチックで、内省的なタイプ。はっきりした自分らしさがあり、繊細で打ち解けず、静か。自分をさらけ出し、感情を正直に話し、個人的に関わる。だが気 分にムラがあり、自意識が強い。自分が傷付きやすく、欠点を持っていると感じるため、他人から身を引くとともに、普通の生き方を軽蔑し、自分には関係ない と感じる。自己陶酔や自己憐憫に陥りやすい。健全なタイプ4はインスピレーションを受け、きわめて創造的。自己刷新し、自分の体験を意味あるものにすることができる。
決してしないこと:これまでの肯定的な体験だけを思い出して1ヶ月過ごすこと。ゴールデンウイークに旅行すること。もっとも売れているファミリーカーを買うこと。ルールや常識を率先して守る。
タイプ5:調べる人
鋭く、知的なタイプ。油断なく、洞察力や好奇心に富む。集中力があり、複雑な考えや技能を発達させることができる。独立心と革新性があり、思考や、想像した構成概念に没頭することがある。クールになるが、神経質。孤独で風変わり、虚無的になりやすい。健全なタイプ5は、未来を見通す先駆者。往々にして時代 に先駆け、世界をまったく新しい見方で見ることができる。
決してしないこと:結婚式や同窓会の司会。自宅で大きなパーティーを開くこと。不明瞭な仮説を皆の前で話すこと。
タイプ6:忠実な人
責任をもって関わる、安全志向のタイプ。頼りになり、よく働き、責任を果たす。だが防衛的で、直面を避け、きわめて不安にもなり得、文句を言いながら、ス トレスをエネルギー源として、走り続ける。往々にして慎重で、優柔不断でもあるが、刺激に反応しやすく、挑戦的で、反抗的にもなり得る。自信喪失や疑いに 陥りやすい。健全なタイプ6は内面が安定しており、自信があり、自分を信頼し、勇気を持って弱者や無力な者を助ける。
決してしないこと:人の意見を聞かずに転職すること。衝動買い。鍵をかけずに外出すること。友人の物を壊しても罪悪感を持たずにいること。
タイプ7:熱中する人
忙しく、生産的なタイプ。多才で、楽観的で、自然体。遊び気があり、元気で、実際的だが、活動範囲を広げすぎて散漫になり、規律に欠ける。たえず新しくエキサイティングな体験を求めているが、走り続けているために集中力を失い、消耗することもある。表面的で衝動的になりやすい。健全なタイプ7は自分の才能 を価値ある目標に集中し、喜びに満ち、多くのことを達成し、感謝に溢れる。
決してしないこと:すべてのスケジュールを手帳に記すこと。新しい本を読む前に、読みかけの本を全部読んでしまうこと。他人の悩みに長時間耳を傾けること。
タイプ8:挑戦する人
パワフルで、幅を利かせるタイプ。強く、自信があり、自己主張する。保護者的で、機知に富み、決断力があるが、尊大で傲慢にもなり得る。周囲の環境をコン トロールしなければならないと感じる。往々にして対決し、威圧的になる。他人と親しくすることを自分に許しにくい。健全なタイプ8は私心を超え、自分の力 を使って、他の人たちの人生をより良いものとする。英雄的で、寛大。
決してしないこと:命令されて社長の座を他人に譲ること。親善試合だからといって手を抜くこと。部下の思ったとおりに仕事をさせること。不満があるのに黙っていること。
タイプ9:平和をもたらす人
のんびりしていて、控えめなタイプ。受容的で、人を信頼し、安定している。人が良く、ゆったりと構え、支えとなる。だが平和を守るために、人に合わせすぎることがある。全てのものに葛藤があってほしくないが、受動的で、心を悩ますことはできるだけ過小評価する傾向がある。受け身ながら頑固になりやすい。健全なタイプ9は動じず、全てを受け入れる。人をまとめ、葛藤を癒やすことができる。
決してしないこと:恋人の関係をわざと壊すこと。近所の火事を野次馬として見に行く。自分が怒った理由を大声で説明すること。物事をテキパキこなす。早歩き、早風呂。
タイプ診断(簡易版)リソ=ハドソン式QUEST
(「エニアグラム あなたを知る9つのタイプ(角川書店)」より抜粋
やり方:
質問群ⅠとⅡの3種類の文から、自分に一番あてはまると思うものを一つ選んでください。すべて当てはまっていなくても、他の文と比べて、一番近いものを選んでください。考えすぎないで、直感で選ぶようにしましょう。
質問群Ⅰ
A. 私はかなり独立独歩で、自己主張する傾向がある。人生は、正面から立ち向かうと一番うまくいくと感じてきた。自分自身で目標を設定し、直接関わって、事を 起こしたい。じっと待つのは好きではない。大きなことを達成し、影響を与えたい。必ずしも人と対決するのを求めているわけではないが、利用されるようなことはしない。大体、自分が何をほっしているかわかっていて、それを手に入れようとする。よく働き、よく遊ぶ傾向がある。
B. 私はおとなしい傾向にあり、自分ひとりでいることに慣れている。普段、人との付き合いにおいて、自分にあんまり関心がこないようにする。強く自己主張する ことは珍しい。リードしたり、派の人のように競争することは心地よくない。多くの人が、私のことを「夢見る人」と言うだろう。つまり、自分が興奮する多く のことが、想像の世界で展開する。常に活動的ではなくてはと感じることなく、かなり満足していられる。
C. 私はきわめて責任感が強く、献身的な傾向がある。やると決めたことや、期待されたことをしないと、とても嫌な気持ちになる。私が人に知ってほしいのは、私 が助けになれることや、人のために最良と思うことをやってあげることが好きだということだ。私はたびたび、人のために、大きな個人的犠牲を払ってきた。そ の人がそれに気づくかどうかはわからないが。私は自分自身の十分なケアをしないことが多く、必要な仕事をしたうえで、時間が余ったときにリラックスし、自 分の本当にやりたいことをする。
質問群Ⅱ
X. 私は、ふだん楽観的で、物事は結局うまくいくと感じる。通常、熱中できるものや没頭できるさまざまな方法を見つけることができる。人と一緒にいたり、他の 人が幸福になる手助けをするのが好きだ。自分自身の幸福を人と分かち合うことを楽しむ。(いつも気分が晴れ晴れとしているというわけではないが、落ち込んだ気分は誰にも見せないようにする!)けれど、楽観的ゆえに、自分自身の問題に対処するのが、手遅れになることも時々ある。
Y. 私はものごとにたいして、強い気持ちをいだく。わたしが幸福でないときは、大半の人にわかってしまう。人といるときは身構えているときもあるが、見かけよりも繊細である。私は、人との関係において、自分がどの位置にいるか、そして誰を、何を、頼りにできるか知りたい。大半の人々にとって、私との位置関係は かなり明確だ。私が何かについて怒っているときは、他の人たちには、それについて反応して、同じように怒ってほしい。私はルールを知っているが、何をすべ きか他の人に言われたくない。自分で決めたい。
Z. 私は自己抑制し、論理的な傾向がある。自分の気持ちにふれるのは、心地よくない。私は、効率的で、ときに完全主義的傾向があり、自分自身で働くことを好 む。問題や対人関係の葛藤があれば、自分の気持ちをその状況に持ち込まないようにする。私が冷静すぎるという人もいる。しかし、自分の感情的反応によって、本当に重要なことから、そらされたくない。感情を害するようなことを人から言われても、私は普通、反応を示さない。
アルファベットの組み合わせから、あなたは以下のタイプだと診断されます。
AX タイプ7
AY タイプ8
AZ タイプ3
BX タイプ9
BY タイプ4
BZ タイプ5
CX タイプ2
CY タイプ6
CZ タイプ1
自分のタイプの目安が出たら、「それぞれのタイプの特徴」を見てください。心をオープンにしてその説明を読み、ぴったりする感じがあればそのタイプでしょう。ただ、この簡単なテストだけでは、自己診断を間違うこともあります。あくまで「とっかかり」と思ってください。自分で正しいタイプを見つけたときは、自分でわかります。安心感や高揚感、恥ずかしさを感じるからです。
Posted by 愛知 ソニア at 00:50
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