プロフィール
愛知 ソニア
愛知 ソニア
1970年よりイタリアとイギリスに留学して芸術を専攻。
エハンと結婚後、日本で十五年間、生活しながら子育て、座禅、ヨガ、正食に励む。

後十二年間はカナダに移住し、夫と共に日本向けの精神世界情報誌、「トランスダイメンション・ヴィスタ」を発行してきた。海外ワークショップの企画や翻訳も手がけている。

以前から主に西洋の女神史に関心があり、「女神シリーズ」をヴィスタに記載する。未来学者バーバラ・M・ハバード女史をはじめとして、意識の進化をアシストする様々な女性たちにインタヴューを行ったことがある。

「パワーかフォースか」(三五館)「インディゴ・チルドレン」(ナチュラル・スピリット)、「水からの伝言Ⅱ」、「光の家族」など、数々の本を夫、エハン・デラヴィと共に翻訳する傍ら、講演活動や海外ワークショップを1993年ごろから行ってきた。カナダBC州ネルソン在を経て、2013年1月から日本に在住。



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イナンナから人類へメッセージ

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2014年03月05日

月の由来

1月から12月までの英語の月名の由来を知るには、まず古代ローマ暦をみなくてはなりません。

一月:
月の由来

January は、古代ローマの神Janus(ヤヌス神)から来ています。扉と始まりを司る神です。万物の支配を表す、光の源初神Dianus(ディアヌス)が、ラテン語ではヤヌス、ギリシアではZan(=ゼウス)となりました。Janusはラテン語で門、楼門の意味。ヤヌス神は門、戸口、通路そして事の始まりの神で、東西を向く二つの頭、あるいは四方を見渡す四つの頭をもちます。双頭のワシにも象徴され、過去と未来、歴史と認識(洞察)という全体性を表します。

2月:
月の由来

February は、februs(酒を献上する)と、februere(浄化する)のふたつの由来が考えられます。古代ローマの'Februa'という祭りは浄化の祭りです。古代ローマ暦で2月が最後(12番目)に当たることから来ているのではないかということです。古代ローマでは、Februa(あがないの祭り)が2月15日に行なわれました。

3月:
月の由来

古代ローマ暦では最初の月でした。March は、農業と戦争の神Mars(マルス ギリシア神話ではアレス)に由来しています。3月は風が吹き荒れjavascript:entry_body.tagButton1('b');ることから、軍神マルスの月とされたという説もあります。

4月:
月の由来

ローマ歴Aprilis.の月は、ギリシャの愛の女神Aphrodite(アプロディテ)に由来しています。ローマ時代にはビーナスとなりました。April は、大地における1年の始まりaperioにも由来します。
4月1日のApril-foolあるいはAll Fool's Day(四月馬鹿、万愚節)は、この日を元旦とし、眠りから目覚め、若返りの気分になれる日、お祭り気分になる日からきたと考えられます。

5月:
月の由来

May は、繁殖・成長を司るMaia(女神マイア)に豊穣祈願の生け贄を捧げる月からという説があります。女神マイアはアトラスの娘で、プレアデスの七つの姉妹の一人です。

6月:
月の由来

June は、ユピテルの妻Juno(ユノ ギリシア神話ではヘラ)あるいはJunius(ユニウス)・ブルートゥスの執政に由来するそうです。古代ローマでは国の守護神である、家族とかまどの女神ウェスタ(ギリシア神話ではヘスティア)の月とされました。

7月: 
月の由来

July は、ユリウス暦を制定したJulius Caesar ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)が、誕生月に自分の名をつけました。古代ローマ暦では元々、Quintilis(第5の月)にあたります。

8月: 
月の由来

August は、紀元前8世紀初代ローマ皇帝Gaius Octavianus(ガイウス・オクタヴィアヌス)ことAugustus(アウグストゥス)が誕生月に自分の名をつけました。養父ユリウス・カエサルに倣ったとか。この月はもともとSextilis (第6の月)と呼ばれていました。

9月:
月の由来

September は、ラテン語のSeptemは「7」の意味です。そのまま「第7の月」です。なぜ月がずれてきたのでしょう? 守護神は火の神ウルカヌス(ギリシア神話ではヘパイトス)です。9月29日のMichaelmas(聖ミカエル祭)では、ガチョウを食べるのが習わしです。

10月:
月の由来

October は、ラテン語のOctoは「8」の意味ですから、「第8の月」です。守護神は軍神マルスです。10月31日は、ケルト人の旧暦の大晦日に当たります。これが、Samhain(サムヘイン)。この日は、先祖の霊に収穫を捧げる死者の日、そして精霊たちが出現する恐怖の日でした。彼らから隠れるため、人々は仮面をつけ、かがり火を燃しました。

11月:
月の由来

November は、ラテン語のNovemは「9」の意味で、「第9の月」です。11月1日はキリスト教でのAll Saints' Day(万聖節)、そして2日はAll Souls Day(万霊節)です。万霊節では、天国と地獄の中間にあって、天国に入れなかった者が修行をする場、「煉獄」にいる魂たちに祈りが捧げられます。

12月:
月の由来

古代ローマ暦では最後の月です。Decemberは、ラテン語のDecemは「10」の意味で、「第10の月」です。かまどと家族の守護女神ヘスティアの月であり、農耕神で時間の神でもあるサトゥルヌス(ギリシア神話ではクロノス)の祭りSaturnaliaの月です。12月25日は、キリスト教での救世主のChristmas(生誕祭)。実は、この日は、エジプトではホルスとオシリスが生まれた日であり、ギリシアではディオニソスとヘラクレスが生まれた日で、またペルシアではミトラが生まれた日とされています。


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Posted by 愛知 ソニア at 13:02 │神話