プロフィール
愛知 ソニア
愛知 ソニア
1970年よりイタリアとイギリスに留学して芸術を専攻。
エハンと結婚後、日本で十五年間、生活しながら子育て、座禅、ヨガ、正食に励む。

後十二年間はカナダに移住し、夫と共に日本向けの精神世界情報誌、「トランスダイメンション・ヴィスタ」を発行してきた。海外ワークショップの企画や翻訳も手がけている。

以前から主に西洋の女神史に関心があり、「女神シリーズ」をヴィスタに記載する。未来学者バーバラ・M・ハバード女史をはじめとして、意識の進化をアシストする様々な女性たちにインタヴューを行ったことがある。

「パワーかフォースか」(三五館)「インディゴ・チルドレン」(ナチュラル・スピリット)、「水からの伝言Ⅱ」、「光の家族」など、数々の本を夫、エハン・デラヴィと共に翻訳する傍ら、講演活動や海外ワークショップを1993年ごろから行ってきた。カナダBC州ネルソン在を経て、2013年1月から日本に在住。



2分でわかる愛知ソニアのMAO
「ミラクルアカシックオラクル」




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イナンナから人類へメッセージ

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2007年02月16日

雪の中のゴンパ

カナダ、B.C.州ネルソンの町外れを車で十分ほどの山の中に走っていくと、黄色い旗が道の脇に立っているのが目に付いた。その旗には”Gompa”と書いてあった。ゴンパとはチベットの僧院を意味するようだ。

「チベット」は私にとって最近、よく遭遇するキーワードなので、早速、Gompaという旗のたっている私有地に入っていった。何回かベルを鳴らしたのに、誰も出てきてくれない。そっと中に入っていくと、60才ぐらいの白人女性が出てきてくれた。その女性に案内されて中に入ると、瞑想するスペースがあった。中央には祭壇、周囲の壁にはタンカがたくさんかかっていた。



毎週日曜日にそこで瞑想会があり、誰でも参加できるというので、三日後の日曜日の朝、私とエハン、息子たちと四人で参加してみることにした。これで当分、タオには会えない。最後を瞑想でお別れするということに一同が同意して、その朝、ゴンパに向かった。

シーンと静まった雪の中のゴンパで、指示されたように自分の呼吸に意識を向けていると、私の思考はやっとストップした。何ヶ月ぶりだろう・・・ここまでの静けさを味わったのは。いつこの静けさを私は忘れたのだろうか? このように思考はまたスタートする。

ただこれを再認識するために、私はるばるこんな遠くまでやって来たのか? それでもいい、大切なことだから。

息子といっしょにこうして瞑想できるとは、まったく想像外の経験だった。何はさておき、これはすばらしい。

瞑想会は、まずチベットのお祈りとスートラを唱えた後、瞑想に入った。それからしばらくして、チーンという鐘の合図で私たちは立つと、ゆっくりとサークルを歩き、その後また瞑想に入った。それが終わるとスートラを参加者全員で一緒に唱え、瞑想会は終わった。たった十人足らずの集まりだったので、だから余計に静かだったのかもしれない。平和で静かな気持を感じさせてくれたゴンパに感謝して、その後ネルソンを去った。





  


Posted by 愛知 ソニア at 11:57Comments(321)ダイアリー