プロフィール
愛知 ソニア
愛知 ソニア
1970年よりイタリアとイギリスに留学して芸術を専攻。
エハンと結婚後、日本で十五年間、生活しながら子育て、座禅、ヨガ、正食に励む。

後十二年間はカナダに移住し、夫と共に日本向けの精神世界情報誌、「トランスダイメンション・ヴィスタ」を発行してきた。海外ワークショップの企画や翻訳も手がけている。

以前から主に西洋の女神史に関心があり、「女神シリーズ」をヴィスタに記載する。未来学者バーバラ・M・ハバード女史をはじめとして、意識の進化をアシストする様々な女性たちにインタヴューを行ったことがある。

「パワーかフォースか」(三五館)「インディゴ・チルドレン」(ナチュラル・スピリット)、「水からの伝言Ⅱ」、「光の家族」など、数々の本を夫、エハン・デラヴィと共に翻訳する傍ら、講演活動や海外ワークショップを1993年ごろから行ってきた。カナダBC州ネルソン在を経て、2013年1月から日本に在住。



2分でわかる愛知ソニアのMAO
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イナンナから人類へメッセージ

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2011年12月12日

コーヒーは欠かせなかった

スーフィーたちにはコーヒーは欠かせなかった

世界にはコーヒーを飲む人たちがたくさんいます。
なのに、そのオリジンについてはあまりよく知られていません。
南アラビアのスフィーたちによって注文されたのが、
コーヒーが親しまれるようになった発端であることに
気づいていないようです。
シャドゥリヤ派のスーフィーたちによって
今のようにコーヒーをいただく習慣が生まれました。
よって、コーヒーはイスラム世界から世界中に広まりました。
13世紀から15世紀にかけて広がったとみられています。

シャドゥリヤ派のあるスーフィーの僧侶が、
エチオピアを訪ねたときに
現地の高原の茂みの中にコーヒーの植物を発見しました。
現地の人々はすでにコーヒーの実から、
“Bun”とよぶ飲みものを造って飲んでいるのを彼は知りました。
おそらく、あの有名なAbu’l Hasan ‘Ali ibn Umarとよばれている
スーフィーだともいわれています。
イエメンに戻ってきたそのシャイフは、
コーヒーはただの飲み物だけでなく、
目を覚ませてくれる効果もあるということを伝えました。

今日もまだエチオピアのコーヒー農園では、
Abu’l Hasan ‘Ali ibn Umarを聖者として祭っています。
今日でもそのシャイフは、
コーヒー愛好家のセイントとして知られています。
アルジェリアでは、コーヒーのことを
そのセイントを讃えて、
Shadhiliyyeとよんでいます。

それからその飲み物は、qahwaとよばれるようになり、
ヨーロッパ人が、「イスラムのワイン」とよぶようになったのが、
コーヒーです。

最初の間はスーフィーたちによって、
ただまめを砕き、煮てから飲まれていたようです。
夜中勉強しなければならないスーフィーたちに好まれ、
愛飲されていました。
ひいた豆をローストしてコーヒーを入れるようになったのは
もっとあとのことです。
ペルシャ時代になってからのことで、
Dhikrとよばれていました。

そして、人々はぞっこんコーヒーに惚れ、
それからいろんな名前が生まれました。
marqaha.とよばれている時代もありました。

あの有名な哲学者であり、神学者のShaikh ibn Ismaは、
コーヒーについてこう言い残しています。

『信心深い心から祈りをささげながら
コーヒーを飲むと、
qahwa ma’nawiyya (“the ideal qahwa”)
and qahwat al-Sufiyya
の境地を経験することができる』

と。

つまり、悟りの境地に達することができると、言い残しているほど、
コーヒーを愛しました。
今日のコーヒーが誕生してからは、
それは経済を繁栄させる力にもなり、
また南アラブ諸国の気候にマッチした飲み物として
受け入れられました。
イエメンの港も大いに役立つ好条件でした。
特にthe port of Mochaは、
世界で最初にコーヒーが輸出される港となりました。
今日コーヒーは世界中でいちばん愛されている飲み物となったのです。
その港からまずはメッカに向けて
コーヒーを飲む習慣は広がっていきました。
巡礼者たちの間で、貿易商たちの間で、
学生たちの間で広まっていきました。
ある歴史家によると
なんとモスクの中でコーヒーは飲まれていて、
用意されていないと大騒ぎになった時代もあったそうです。

天使ガブリエルが、
睡魔に襲われていたムハマドに最初にさしだしたのは、
コーヒーだといわれています。
Kathleen Seidelさんの記事より



以上関心のある方は英語ですが、
これをお読みください。  


Posted by 愛知 ソニア at 08:55記事紹介