2006年09月19日
ケルトの女神たち(その5)
☆ メーブ「私は一日に三十人もの男を負かすこともできるのです・・・戦場であっても、ベッドの上であっても」これはケルトの女神メーブのことばとして今も残っています。
アイルランドの神話に出てくるメーブ(マブ)は、妖精の女王であり、また戦士の女神として知られています。神話や歴史の研究においてメーブに関しては様々異なる意見があるようですが、女神研究家のジャネットとスチュワート・フェラールによると女神メーブは権力をふるまう血も涙もない恐ろしい戦士だといいます。それはきっと初期キリスト制度に反感を抱いたケルト人の怒りの歴史がメーブ神話に反映しているからだと思います。
メーブの肩には二羽の大きな鳥がのっていますが、アイルランド西部のコナハト地方を治めるメーブは王の座にふさわしいお気に入りの男が現われるまで、けっして王座を誰とも分かち合わない、きわめて君主的な女神だと伝えられています。
最終的にメーブはエイリールという男と結ばれるのですが、同時にファーガスという愛人がいたと神話にはあります。二人の男に挟まれて馬に乗っているメーブこそ妖精の女王として知られているメーブの代表的なイメージで、メーブは不死身なので、今もどこかにいるという言い伝えがあります。
メーブに関しては14世紀のスコットランドの詩人、トーマス・レイマーや、有名なシェークスピアの物語にも登場します。メーブは夢と想像の世界を私たち与えてくれる妖精の国、ケルトの島々に生きているといわれています。
ここで古くからあるケルトのさまざまなシンボルを感じてみてください。
左上から:トリプルスパイラル、ベシカパイシス、シールドノット、
グリーンマン、ケルトの生命の木、クラダー、
オーガム、女神ブリジッドの十字架、シーラナギ









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