プロフィール
愛知 ソニア
愛知 ソニアfoaf.rdf
1970年よりイタリアとイギリスに留学して芸術を専攻。 エハンと結婚後、日本で十五年間、生活しながら子育て、 座禅、ヨガ、正食に励む。 後十二年間はカナダに移住し、夫と共に日本向けの精神世界情報誌、「トランスダイメンション・ヴィスタ」を発行してきた。 海外ワークショップの企画や翻訳も手がけている。 以前から主に西洋の女神史に関心があり、「女神シリーズ」をヴィスタに記載する。未来学者バーバラ・M・ハバード女史をはじめとして、意識の進化をアシストする様々な女性たちにインタヴューを行ったことがある。 「パワーかフォースか」(三五館)「インディゴ・チルドレン」(ナチュラル・スピリット)、「水からの伝言Ⅱ」、「光の家族」など、数々の本を夫、エハン・デラヴィと共に翻訳する傍ら、講演活動や海外ワークショップを1993年ごろから行ってきた。 現在は長期海外滞在を終え、兵庫県に在住している。
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2006年07月08日

ハワイ神話 その2

凶暴であり、また美しくもある火山の女神マダム“ペレ”

魅力というのは炎のようにいきいきとしたものなのですが、
私たちの世界を築く大切なバロメーターとなっています。
その魅力の尺度を作っていくのは私たちのようです。

最近、フィットネスクラブのサウナに入っていたときのことです。
前にテレビがドンとおいてあって、
画面にはカノウシマイとかいう二人の姉妹が映っていました。
男性たちは彼女たちのことをどう思われているか知らないですが、
女性たちは決まって批判的な目を向けるように思えるのです。
少なくとも、おばちゃんたちは・・・
こういった面に関しては、
男性のほうがあっさりと寛大さをもって受け入れられる
かもしれませんね。

私は日本に帰ってきてまもなく、あの謎めいた姉妹の女神性を本や携帯グッズとして売る企画していたある会社に彼女たちの女神性をアピールすることをお手伝いしてくれないかと頼まれたことがありました。まだ、ぜんぜん見たことも、聞いたこともない私だったのですが、面白いと感じた反面、「傷」というメッセージを瞬間的に受け取り、いやあな予感がしてお断りしたことがあるのです。

エネルギーとして受け入れられないものがあっても正直でいいと思うのですが、そういうことがいっぱいある「許せない世界」に私たちが暮らしているかぎり、人類は本当に深くから癒されないと思います。

何が癒されてないのか? それは最終的には、“SEXUALITY”だと思います。女はもちろんのこと、男も同じです。女性が癒されなければ、男も癒されない・・・・これは真実であって、これからもっと加速して、次元シフトを完成させる私たちが、もたもたしている大きな問題でもあると思います。まず、これを私たちは認め、クリアーにしていかなければならないような気がします。大人も、それから子供たちも含めてもっと成長しなければならないことは明らかです。なのに、この地球ではセクシュアリティを餌にしてメディアを通したマス催眠に夢中になっているところから、抜けられない状態が続いているのです。

その結果が悲惨な形として社会に現われて、それがどんどん耐えられないほどエスカレートしてきているのではないでしょうか。歪んだ性の表現、それから暴力的なバイブレーションは分けることができません。ここを無視して進もうとしても無理です。社会の根源となるセクシュアリティの問題を軽視しては何も片づきません。同じサークルを鳶のように描きながら、ただ素晴らしい未来の夢を見ているにすぎないのです。私たちが何を求めているか、ここらでもっとはっきりと表現する時期にきています。
私たち、一人ひとりのイメージングから未来は築かれていくからです。

私たち、個々が望む世界として、まず暴力のない世界を築いていかなねばなりません。
たとえ些細なことであれ、自分はどのように反応“RESPONSE”するか、
私たちみんながもっとよく振り返ってみる必要があります。
つまり、それが責任”responsibility”(反応する力)につながってくると、
このようにPs’たちはいっているのですが、なかなか難しいことは確かです。
正直に反応する拒絶反応も含めて・・・

さて、これから本当の意味での癒しに向かう時代に、
地球の過去を知り、何が天ではそのころ起きていて、
何が地上では起きていたか、
その縮図を見せてくれるのが神話であると私は思うのです。
過去に地形が定まるまでの神々の苦労や、
美しくもあり、嫉妬に燃える女神の恋の物語も神話は多く含んでいます。
その一つとして、ハワイの原住民の神話に登場する女神ペレがいます。


地上のタヒチに降り立った女神ペレは、ほかにもたくさん兄弟や姉妹がいました。後にフラの女神として崇められるようになった “Hi’akara”は、ペレにとってとても愛しい妹で、地球で生まれました。ちょうど1100B.C.ごろ、私はもっともっと大昔と思うのですが、タヒチを中心としたポリネシアの祖先たちは海を渡り、ハワイにも移住してきた記録がペレ神話に語られています。

ペレは妹とはまったくちがい、恐ろしい姉の復讐から逃れるために急いでカヌーを出しました。優しい兄のサメの神、“Ka-moho-ali’I”に導かれて、北へ、北へと進みました。大事に妹の“Hi’akara”の卵を抱えてハワイまでたどり着いたもいわれています。まず、ハワイ諸島の北、Ni’ihauに上陸したペレは、火山をつくるためにあちこちを掘り始め、続いてカウアイ島にやってきました。しかし激怒して追いかけてくる姉の水の神”Na-maka-o-Kaha’I’s“によって、どこを掘ってもすべて水浸しになり、自分の住処も水浸しにされたペレは、さらに北上します。これは当時、プレートの下で熱く燃え上がる海底火山の上に並ぶハワイ諸島の地理的なシフトを物語っているようです。


とうとうマウイ島のHanaまでこの二人は戦いを終えることなくやってきたのですが、姉の水の神のほうが、火の神よりも強くて、ペレは負けてしまい殺されてしまいました。ペレの肉体が殺された丘には「ペレの骨」”Ka-iwi-o-Pele”という地名がつきました。これで肉体を持つ神、ペレは去ったのですが、彼女はそれからエーテル次元で今も生き続け、時々、津波や火山の噴火を人間たちに知らせるために、髪の毛の白い老婆にたったり、化身をとおして、人々に現われるようになりました。

しかし肉体を失ったペレの魂はようやく自由となり、真の女神としての地位が与えられたのです。そしていつの日か、ハワイの子孫たちは彼女を守り神として崇めるようになったのです。でも彼らは決してこの女神を怒らせてはならないことも知っています。

ペレはハワイの青空にそびえる山々の峰のように普段は物静かな非常に美しい姿をした女神なのですが、嫉妬心が強く噴火すると恐ろしい女神なのです。さて、このペレの伝説はたくさんあるのですが、その中から恋するペレのパッションの物語を次回お話しましょう。

あまりにも美しく、出会う全ての男を魅了してしまう
あまりにも身勝手で、思い通りにならないと
すぐに火山の怒りを爆発させる
あまりにも負けず嫌いで、強い相手にもひるまず、
弱い相手にも容赦しない・・・
これが地上での若きマダム・ペレの一つの側面なのです。

つづく
  

Posted by 愛知 ソニア at 15:38Comments(1)TrackBack(0)世界の女神